先日、夕方にVancouver Conference Center付近を散歩していたら、CMの撮影現場に遭遇しました。
エキストラの人々(犬を含む)だとは気づかずに、景色を見ようと、そのエキストラたちが屯していたある場所に近づいてしまったらしく、「今CM撮影していてそっちは背景になるからどいて下さい」と言われ、周りを見渡したら、辺り一帯が撮影モードになってました。
何のコマーシャルかと聞いたら、ベビーストローラーのコマーシャルで、スタッフいわく「撮影のために昼間から撮り直しを繰り返して、もうこれで1000回目くらいだよ」だって。ま、それは絶対ジョークだとして、その赤ちゃんを乗せたストローラーを押すモデルの女性は、何度も何度も30mくらいの距離を颯爽と歩くことを繰り返したようです。赤ちゃんは本物かと思ったら、人形でした。
実際に近くで立って見させてもらいました。スタッフの一人が太いホースでストローラーの通り道に水を撒き、雨上がりのようなシチュエーションができると、音楽と共に監督の声が響く。ママがストローラーを押しながら、遠くで待つ後ろ向きのパパに近づいていく間に、エキストラの人と犬が指示された方向に歩き出す。最後は、後ろから近づくストローラーに気づいたパパが振り向いて、ママが片足上げて決めポーズ。カメラは後ろからママとストローラーを追いかけていく感じ。
結局、このテイクはエキストラの歩く角度とタイミングが監督の希望通りではなかったらしく、「はい、もう一度!」だったみたいです。いや〜大変ですね。
たった15〜20秒の撮影なのに、細部へのこだわりとスタッフの多さに驚き。できあがったこのCMを観たら、やっと完成したショットなんだろうな、と見方が変わりそうです。
撮影現場目撃は初めてではなかったけど、映画でもテレビドラマでもCMでも、沢山の人々の苦労があってできあがってる「作品」なんだなと改めて思いました。このCM早く見たい!
ホースの水から虹が〜♪
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