2010年1月30日土曜日

パール


前回の日記で今仕事で関わっている見本市について触れましたが、やっと最後の最後に会場内を見て廻ることができました。


そこで得た戦利品が、上の写真にあるパールのネックレスです。

他のスタッフさんから、ここでは小売で販売されている価格よりはるかに安い値段でジュエリーが入手できるんだよ♪という噂は聞いていたのですが、仕事上の立場を考えて躊躇する気持ちがあったし、時間がない中で買う余裕なんてないだろうな〜と半ば諦めてました。会場内で出展されている宝飾の数々を見られればそれで満足という考えでいたし。

とか言いつつ、ひょっとしたら・・・というわずかな期待を込め、万が一のチャンスに備えて少々の現金を用意して仕事に励んでいる自分もいたりして。


そしたら、この日は運良く定時に仕事が終わって、最後に自由時間を与えられた私。やった〜♪このまま見ることもままならずこの日が終了するのかと内心焦っちゃってたんです。一緒に仕事をしていた女の子が「もし少しでも良いと思ったら絶対に買うべきっ!是非ココをチェックしてきて!」と言って会場案内図に印を付けたものをくれたので、あともう少しで終了時刻という短い時間で広い会場内を効率良く駆け回ることができました。感謝感謝。


そうこうして出会ったのがこのネックレス、というわけ。これといった特徴がある品ではないけど、シンプルで使いやすそうなデザインで、ちょうど良い大きさの粒そして真珠の色合いが気に入って買うことを決意。さすがは宝飾の見本市とだけあって、真珠を使用した全く同じモデルの商品でも、微妙に色合いの違う粒のものがいくつも揃えてあり、この中から自分がコレ!と思えるものを選べるのが醍醐味でした。

私はかすかにベージュピンクの輝きを放つ、スタッフさんがこの”照り”最高ですと太鼓判を押してくれた粒のものを、店頭価格の3分の1のお値段で購入できたのです。

現場での仕事の最終日に、自分へのご褒美として手に入れたまさに戦利品といえる一品!本当に買えるなんてこれっぽっちしか期待していなかっただけに、とっても嬉しい(^v^)


にしても、まるいもの好きな私には眺めてるだけでたまらな〜いネックレスです。身につけるのが楽しみ〜。

2010年1月28日木曜日

キラキラジュエリーとクタクタな私

なんだか最近バタバタしていて、気付いたらしばらくブログを更新していなかったようで・・・久々の書き込みです。


今週はずっと、仕事で東京ビッグサイトに通っている毎日。超多忙ではないはずなんだけど、通うには家から遠い場所、なのに朝が早く、家に帰るとくったり&夜は次の日に備えるため、気分的にゆったりとした時間がこれっぽっちもないの。

仕事で関わっているのが、今ビッグサイトで盛大に開催されている国際宝飾展というジュエリーの見本市。これまた、普段は縁がないような華やかで輝かしい空間にいさせてもらってます。といっても、じっくりジュエリーなんかは見ていないのだけれど。裏方(下っ端?)に徹したオシゴトですが、仕事でこんなに大規模で豪華絢爛な展示会に関わったのは初めてかもしれません。


メディアで毎年取り上げられる、日本ジュエリーベスとドレッサー賞で有名な展示会でもありますが、昨日はこのベストドレッサー賞表彰式が行われたパーティーに、“一応”関係者として紛れて見させてもらいました。

過去にテレビのワイドショーで観ていた表彰式の様子、というか美しいドレスを纏った普段テレビでしかお目にかかれない方々を目の前にして、普段は全くミーハーではない私でさえ、心躍るひとときを過ごせたような感じです。

記事についてはコチラ
動画はコチラ

そして、女優さんみんなほそ〜い!きれ〜い。その一言です。ベッキーと佐藤隆太は人柄が良さそうだな〜という印象でした。

なんといっても、鳩山首相の奥様を抜いてイ・ビョンホンへの注目の高さが際立っていた今回のイベント。その驚くべき人気ぶりは、着飾った中年の女性陣(関係者のコネ?)のパーティーに対する意気込みとか、イベントとは無関係の、同じく中年女性が極寒の会場外で出待ちする様子からも伺えたような。今でもなお続く韓流パワーの凄さを思い知りました。例年の様子を知ってる人が”いつにない独特な雰囲気”と言ってたし。パーティーに参加できた方はいいですが・・・寒い中窓越しに「一目だけでもビョン様を見るわっ!」と、ずーっと待ち続けるファンの方々が気の毒でならなかったです。

輝くジュエリーに囲まれキラキラしてる空気とは対照的に、自分の体は日々蓄積していく疲労を感じ、その表彰式の様子も一通り見た後は早々に帰宅しました。


今日も疲れたー(> <)。でもこのお仕事もあと少し。

明日こそは・・・ジュエリーを見るぞ!

2010年1月16日土曜日

一期一会

先週金曜日。

仕事後に友人と待ち合わせをしていた新宿駅JR西口で、友人を待ちながら一人で立っていると


「チョット、スミマセン・・・ミチノコト、キキタイノデス」

習いたてのような辿々しい日本語で女の子に話しかけられました。

中国からの留学生かな?と勝手ながら想像してしまった私ですが、実際は韓国から来た二人姉妹。妹の方が積極的に私に話しかけ、お姉さんは陰で見守ってる感じ。

「新しい、南口に行くにはどうやって行けばいいデスカ?」

どうやら新宿駅の新南口に行きたいとのこと。

ただでさえ複雑な構造の新宿駅構内&周辺の、西口から南口への移動ー
いつも自分が意識もせず歩くことができるいくつかのルートが頭に浮かぶ。
それを敢えて口頭で説明(しかも外国人にわかりやすく)するのが非常に難しく、最初は「ここは地下になるので、まずは地上に出て・・・」と一番簡単そうな行き方から試みたものの、初めてココに来た外国人目線に立って最終的に「うーん、うーん」と悩んでしまった私。

そこで、今から私の友人がココに来るので、少し待ってもらえるのなら案内しますよ、と提案してみた。

頑張って私の言ってる日本語を理解しようとする妹ちゃん。でも「?」の表情。
日本語でゆっくり言っても、あまり伝わってないような感じ。韓国の子だったら英語の方が通じるのでは、ともう一度同じ事を英語で伝えてみる。

するとしばらく考えた後「あ〜! イインデスカ?(日本語) でもご迷惑をかけてしまうのでは(英語)」と返してくる。


日本には、日本で生活し日本語が流暢に話せる中国人や韓国人の人が多く、しかも今の職場もそういう方々が多い環境なのでついつい忘れてたけど、英語圏でも日本でさえもアジア人同士がコミュニケーションを取るのに英語は大事な大事な共通言語。

そこで問題になるのが、お互い母国語ではない”外国語”で会話を進行させるので、よほど双方の英会話レベルが高くない限り、意思疎通がものすごく不便ということ。この伝わらない感じがすごくもどかしいのです。かといって、挨拶とか簡単な内容を伝えるだけならどうにかなるっていうのも現実。


今回は複雑な新宿駅構内について、日・英どちらでも説明こそできなかったものの、日本語に、教科書に出てきそうな簡単な英語(発音も教科書風に)を交えながらの雑談がいつの間にか始まっておりました。

友人を待ちながら会話をすること約10分。

観光のため一週間、初めての東京に来たこと、ソウル市郊外に住んでること、二人が学生だってこと(いきなり何歳に見えますか?なんて聞いてくるんだもん)、妹は日本語を勉強し、姉は少しだけ英語ができるってこと、次の日ジブリの森へ行く予定だってこと・・等々を知りました。私もバンクーバーでできた韓国人の友だちの話なんかをして、懐かしい気分になりました。

海外で韓国人だと思われる事が少なくない私は、お決まりの「私、韓国人に見えるってよく言われるけどどう思う?」との質問を投げかけてみた。「あ、見えます見えます」って(笑)。あ、やっぱり・・・ね。


思わぬ異文化交流に、登場した友人もびっくり。久々の再会を味わう間もなく、二人は案内人へと徹します。友人が男性だったこともあり、「コイビトデスカ?」なんて聞かれ「よくそんな言葉知ってるなー」と感心しつつ、「いやいや、違いますよ。彼は結婚もしてるしね。」と昔からの友人であることを強調&しっかり否定。文化が違うから変な誤解をしなきゃいいけど(笑)。


モザイク通りを通って南口へ。モザイク通りのイルミネーションに「キレイデスネー♪」と感動する姉妹。遠くに見える高島屋を指して「あれが、新南口だよ」と言うと、二人は高島屋に反応して韓国語で何やら話してる。おそらく、「あの高島屋、ガイドブックに載ってたね」なんて話していたのでしょう。

二人は丁寧に丁寧にそして嬉しそうにお礼を言った後、手をつないで雑踏へと消えていきました。

妹曰く、東京に来てから出会う人みんなが親切に道を教えてくれるのだそうです。「日本人、みんな親切」って言ってました。正直、東京のような大都会には冷たい人が多い、と思っていた私には意外な印象でした。だからそれを聞いて嬉しかったし、東京も捨てたもんじゃないって思えました。

そういえば、あれだけ会話を交わしたのにお互い名前も知らずにサヨナラしてしまった・・・。この二人に一生会う事はないんだろうなぁ。

今ごろこの寒空の下で、姉妹仲良くまだまだ東京を観光していることでしょう。

まさに一期一会・・・そんな夜に乾杯。

2010年1月11日月曜日

編み物



昨年末からやたらと編み物ばかりしています。
どうやら、新たな趣味として熱を上げてしまったみたいです。

新しい年を迎えるにあたって、新しいことに挑戦したくなるのかしら。


昨年の今頃は一眼レフを購入して写真を撮るのに夢中になり、また天然酵母のパン教室に集中的に通って、家でも週3日はパンを焼くような時期がありました。

一眼レフは何かと活躍してますが、パンは・・・バンクーバーではマメに焼いてたものの、今ではすっかり遠のいてしまいました(笑)。



そして今回はたまたまかぎ針編み物だったというわけです。

きっかけは、年末に本屋さんでたまたま見つけてしまったでした。

手作りアクセサリーとか編み物・縫い物とかの本は興味本位で見るのが好きで、本屋に行くとしょっちゅうそれらが置いてあるコーナーで立ち読み(買わずに・・・笑)してた私。

かぎ針編みに関しては一本のかぎ針でかわいい小物が編めるから前々から最も挑戦したかったものなのに、忙しさや不器用さを言い訳に、”やってみよう”と行動にうつすことも諦めてた自分がいたんですね。

で、先日普段は行かない大きな本屋へ立ち寄った時、またそのコーナーが少し気になってしまって、足を運んでみたところ・・・案の定、冬真っただ中で、編み物の本はずらりと並んでる。

「こんなかわいいの作れたらいいけど、難易度高そう・・・。」
「初心者向けって言うけど、やっぱり私には無理だろなー。」

いつものように、頭の中でぐるぐるとネガティブな考えがよぎります。
家庭科の授業で習った編み目記号だって、すごーく複雑そうに見える。

そこで、いつもなら立ち読みだけで終わるところなんだけど、今回は”今度こそやってみよう!”っていう情熱が勝っちゃったみたい。バンクーバーでコツコツ続けられる趣味にしたい、そんな願望もあって。

なので、本気で買う本を探してみた。実際に本を読みながら編む自分を想像しながら・・・。



でも実際に探し出すと、ほとんどの本は「一番かんたんー」「一番わかりやすい」「初心者でもすぐ編めちゃう」みたいな謳い文句があって。どれが ”一番いい本” なのかわからなくなってくる。もう、後は自分との相性。

そんな中で「きっとできるよ」と言わんばかりに私の背中を押してくれた本がありました。
作品の数は少なめでも、写真つきで、基礎の基礎からわかりやすく説明してありそうな、
「はじめてあむ。1日であむ。 かぎ針あみ(すごーく、くわしい)」


厚みがなく持ち運びに便利だし、お値段もお財布にやさしい。
本を買ったその日に早速、練習開始。
幸い、三日坊主にもならず、時間さえあれば編み編みして、今日に至っております。


こんなの自分で編めたら素敵じゃない!と思えるモチーフ&コサージュは早々とトライ。編んでいるうちに形になっていくのが嬉しくて、調子に乗って次々と作りました。単色にしたり、二色使いにしたりとバリエーションの幅が広いのも楽しいところ。


編む回数を重ねるうちに、目の大きさが揃ってきて、少しは上達したような気がします。

数時間で編めてしまうので、今では細々したものがけっこう増えました。




今のところはマフラーや帽子といった大量に毛玉を使って大きな物を編むよりも、小物を作り続けるのに精を出していこうかな、という感じです。

美術は得意でも、家庭科の裁縫や編み物は作品の出来映えも成績もイマイチだった私(料理の実習はかなり張切ってたケド)。なのに今は楽しく編み物してる自分がいるので、何だか意外です。

来月からのバンクーバー生活でも、寒くて引きこもりがちになりそうなので、難しそうな作品にも挑戦して編み物頑張ってみようかな〜と思います!このまま毛玉無駄にしないように・・・。

2010年1月8日金曜日

2010年始動!

基本的に寝正月のようなお正月を過ごし、4日からは仕事が始まり、気付いたらもう元旦から一週間が経っていました!

早いな〜。こんな風にしてまたあっという間に一ヶ月、半年、そして一年が過ぎていくんだろうか・・・。恐ろしい・・・。


来月2月に入るとすぐまたカナダに戻るので、とりあえずこの一ヶ月は

  • 今のお仕事を1月末まで楽しむ!
  • 今のうちに会える友だちには沢山会っておく!
  • 家族との時間を大切にする!
  • 日本でしか味わえない美味しいものを堪能する!
  • 日本だからこそ経験できる場所へ足を運ぶ!
  • 次回のバンクーバー生活で必要なMade in Japan グッズを揃える!
これらのことを目標にして一日一日を過ごそうと思っております。

そんな”日本ならでは”の初詣に、1月3日(年始休み最後の日曜日)家族全員で行ってきました。



昨年から今年にかけての年末年始の休みが少ないと言われておりましたが、初詣に来る人が集中したのか、例年に比べてものすごく人が多い!というのが印象的でした。
※都内の有名な場所でもないのに、というのが前提

もしかして、不景気だし世の中少し暗めな雰囲気が漂ってるし、神頼みのために訪れてる不安を抱えた人が多いっていうのも理由の一つかな?なんて考えちゃいました。

参道にも人、人、人。信号を挟んでお不動さんへ続く参拝客の長〜い列ができています。



ただ、お賽銭を投げて参拝、だけなので人はどんどん流れていきます。
お賽銭を投げるためにせっかく並んだのに(この最後尾からじゃないけど)、後ろから人が押しよせてくるのでゆっくり参拝もできず・・・かなり納得のいかない残念な参拝に(> <)。

こちらは夕方の参道ですが、だいぶ人が減ってます。



にしても、大護摩祈祷の列の長いこと!大行列でした。こっちは回転が悪いからなかなか人が流れてなかった・・・。こっちは夕方になっても待つ人が絶えてない様子でした。



参拝もいいのですが、楽しみの一つは屋台♪
ろくに満足な参拝ができなかった私は食べ物に走ることに(ダメだなぁ笑)。
↓たこ焼きよりも、お好み焼きよりも、けっこう好んで食べてしまう大阪焼の屋台です。


あとはソースせんべい。
屋台ではよく見かける、おばちゃん手作りルーレットみたいなのを回して、そこに書かれてる数字の枚数が食べられるってシステムで。そのルーレットでは最大の数字16枚を当てて、小さなコトなんだけど、「年明け早々、良い事あるじゃない」と思えた幸せ者でございました。


おみくじも引かず、の簡易参拝。
父はやたらと、私と一緒に行く最後の初詣と言っておりました。
最後って・・・

小さな頃から屋台が楽しみで来てた馴染みのある地元の初詣。

「今年も家族で来れてよかったな〜」

その日、母と買い物へ行った帰り、いつもの帰り道で燃えるように赤く染まる日没の空を眺めながら、そう思うのでした。