別に痛んでいたわけでも、炎症を起していたわけでも、虫歯になってたわけでもありません。
単に、日本にいる間に抜いてしまおう！と、それだけのことであります。
さて、親知らずを抜こうとしてる人、抜いたことがある人にとっては聞いたことがある話だと思うのですが、この親知らずって「横向きに生えている」とか「横向きに埋まってる」と、難しい手術を要するのでけっこう厄介なんですよね。
私が今回抜歯を決意した親知らずも、この横向き＋完全に埋まってる状態の、非常に面倒くさいタイプのものでした。
5年前にも左下の親知らず抜歯を経験している私ですが、その時はまっすぐ上を向いて生えている歯だったので、手術自体はとても簡単で、口腔外科の医師の腕も良く、初めての親知らず抜歯に超緊張していた私の期待を見事に裏切ってくれました。幸運にも痛みや腫れも少なく、お陰で、親知らずの抜歯はそんなに言う程恐れるものじゃないな〜と思ったものです。
痛みや炎症がない場合は抜く必要がないと言われてたのですが、前回左側を抜歯した時のレントゲンを見て以来、右に埋まってる歯がなんとなく気になってたし、歯科治療に保険がきかないカナダで＆慣れない英語圏の歯医者さんで近い将来歯を抜くのがイヤで、恐怖の？横向き親知らずの抜歯を一大決心。
・・・したものの、周囲からは「横向きの親知らず抜くのは、すーごく大変だよ〜」「歯をかち割るんだよ〜」「超痛いらしいよ〜」「夜も眠れないみたいだよ〜」と脅されまくり。
「私の場合は手術の日と次の日は痛みとか腫れもあったけど、そんなに酷くなかったよ」という、たった一人の友だちの感想以外は、すべて恐怖心を煽る痛々しい経験談ばかり。
でも前回の抜歯での”裏切り”と楽勝〜な経験があったため、実のところ、そ〜んなに恐怖を感じてなかった私。今回も、なんか平気そうな予感がしてたのよね。
さすがに、一週間前に診察した時、医師から「けっこう大変な手術になりますよ。それでも抜きますか？」と言われた時には、頭の中で「どれだけ痛いんだろう・・・」と想像してましたけど。
で、手術は・・・
長かった・・！そして大変だった・・いや、むしろ先生が大変そうだった！最後はかなり悪戦苦闘してたご様子。口の部分だけが穴のあいたカバーを顔にかけられるので、どんな器具を使ってるか見ずに済むため視覚的な痛みが皆無なのは良かったけど、しばらくの間、耳の近くで歯や骨が削られる音、メキメキ＆メリメリ根っこが揺れる音がしてました（食事中の方、すみません）。
でも、麻酔と口腔外科の技術に感謝です。術中は全く痛くないですからね。
終わった後はどこが痛いって、小さな口を大きく開けたせいで裂けそうになったくちびるが痛かったです（涙）。アゴも疲れて辛かったな〜（涙）。
術中の音の様子から、きっと麻酔が切れたら相当痛むだろうなーと予想していたんだけど、今回も幸運なことに、周りから言われるほど痛まず、夜も寝られるし、なんと言っても食欲もある（笑）。何にも食べられなくなる（食べたくなくなる）なんて聞いて、ダイエット効果を期待してたんだけど、無理そうですわ。
さすがに2日目の今日は、昨日以上に右だけ腫れてきておたふくっぽい顔（もともと？）になってます。普段からほっそり顔じゃないから多少の膨れは目立たないかと思いきや、やはり左右対称じゃないのでけっこう目立ちます。下の方にチュッパチャップスをくわえてるような。学校通いや会社勤めをしていなくて良かったかも・・・。
久々の日記が抜歯についてって・・・という感じですが、これから抜歯をお考えの人のお役に立てればと。個人差はあると思いますが、抜歯は口腔外科の技術がものをいうと思います。弟は別の病院で横向きの親知らずを抜歯しましたが、術中もやり方が雑で、術後は相当痛み、眠れない程だったみたいで。クチコミで良い病院を探すことをオススメします！
落ち着くまではひっそりして、そんでもって歯も気分もスッキリしたところで、残暑を楽しむぞ〜。
