2009年10月31日土曜日

うちのHalloween



日本に帰国した日から、ちょうど1週間が経ちました。気付いたら今日からもう11月!
あと2ヶ月経つと、今年が終わってしまうなんて信じられません。

そして、昨日はハロウィーンでしたね。

私の父のハロウィーン好きについては昔の日記(コチラ)で触れた通りですが、私が帰国した時には既に玄関や家の中にも飾り付けがばっちりしてあったことは言うまでもありません。

サンフランシスコからのハロウィーングッズのお土産も、新入りの飾り物として初参加したようです。


さらに当日である昨日は、毎年の如くとてもウキウキしている父がおりました。


まさか、いい年齢して年配の方が多いご近所を「Trick or Treat!」なんて言いながらまわるわけにもいきません。ただの怪しい人になってしまいます。それに、そういった北米らしい盛大なお祝い事の習慣より、ハロウィーン本来の意味を意識して、ひっそり不気味な夜を過ごしたいという意向の父は、自宅でうんちくを言いながらハロウィーンを楽しむ訳です。

特に何をするって訳でもないのですが、昨晩は我が家で”なんちゃってHalloweenパーティー”をしました。それに付き合う娘の私としては、ちょっとした親孝行をした気分(笑)?

母と二人で、とりあえずカボチャ料理があればいいね、という話になり、カボチャ&ポテトグラタンとパンプキンパイを作ることに。母は料理担当、私はお菓子担当で夕方からパパッと用意、そして完成。写真はありませんが、料理はカボチャグラタンの他に、スモークサーモンサラダ、ピーマンの肉詰め、テーブルロールを食べました。


あと1週間長くサンフランシスコに滞在していたら、”仮装だワイワイ”のハロウィーンを過ごしていたことでしょうが、いずれは北米のハロウィーンばかりをお祝いする時が来るので、嬉しそうに喜ぶ父の顔を見ながら、うんちくを聞いて過ごすハロウィーンも悪くないのかもしれません。



特製、パンプキンパイです!後ろにあるクッキーは神戸屋キッチンのもの。

アイスクリームを添えてデザートに食べました。


こちらが神戸屋キッチンのクッキー。カボチャの餡が厚めのバタークッキーにサンドされてるんだけど、クッキーがものすごく美味しいんです。かれこれ、4年連続で買ってるのでは?



そんな父は、嬉しさのあまり酒がすすみ、「日本でこんなにハロウィーンが流行り出す、もっと前の30年も昔からお父さんは注目してたんだぞ〜先見の明があるだろう〜」と豪語しておりました。

そうして、我が家の今年のハロウィーンも無事に終わりました。今朝は家中にある飾り付けが外され、箱の中へとしまわれました。また、来年に飾られる出番を待って。

我が家にいつもの雰囲気が戻り、父は少し寂しそうです・・・。

2009年10月26日月曜日

スイッチ切換え・・・でもまだ振返らせて

ただいま、日本!

随分と長らく日本を離れていましたが、ついに帰ってきてしまいました。
それにしても、やっぱり日本はいいなぁ・・・とっても落ち着く。特にお家に帰ってきてからが、ほんとに”ほっ”とした気分になれました。

でも、一旦家に到着した途端、瞬間移動してきたように長時間のフライトや待ち時間の記憶は吹っ飛んでしまって。つい24時間前まで北米にいたことなど忘れてしまうくらい、すっかり”いつもの日常”を取り戻したような感覚になりました。これが「家族」というものであり、人生の大半を過ごした「家に帰る」ってことなんだろうな。

ま、”日常に戻った”とは言っても、スーツケースの荷物を整理していると、日本じゃない場所のニオイがプンプンしていて、まだ脳裏に焼き付いてるサンフランシスコの生活風景を鮮明に思い描いてしまったりと、まだ気分の移行期間中なのかも?・・・という気もしました。

というわけで、今度こそサンフランシスコの写真を載せるのを最後にさせてもらうとして、帰国前にバタバタしながら味わった思い出の断片(一週間分)を、ずらっと並べてみたいと思います。

近所にあった公園。この緑はいつ見てもキレイでした。


帰る前になって見つけたモール


そのモールで買ったベルギーチョコレート。塩キャラメルならぬ、塩チョコレートキャラメルが超美味だった・・・。



Witchcraft Cafeは、サンドイッチとかクリームウィッチとか”挟みもの”の種類が豊富なカフェ。3時のおやつにフレッシュグレープフルーツ(ローカルのグレープフルーツ使用)とピーナツバタークリームウィッチを。太るってわかっててもピーナツバター止められない・・・。

後ろの上半身ハダカの男性は、Abacrombie & Fitchの袋です。


ずっと行きたかった、San Francisco Museum of Craft + Designにて、Michael Petersonという人の木の彫刻を観てきました。モダンアートが溢れる街なので、大小沢山のギャラリー、美術館、博物館があるサンフランシスコ。アートに触れると、普段使わない脳の部分や感覚が刺激される気がします。

その時のランチは、赤ワイン煮のダックリゾット。ソースがゴートチーズだった・・・ゴートチーズが苦手で食べるのキツかった(涙)。写真右は、先日お友だちに教えてもらった、Hays Valleyのカフェで飲んだチャイティーラテ。今までたっくさんのチャイティーラテ飲んできたけど、ここのはとーっても美味しかった。


サンフランシスコの市役所。立派な建物ですな〜。ショーン・ペン主演の映画「ミルク」にも度々登場します。


Cheese Cake Factoryのスカイテラスで一杯→食事。Union Squareを上から眺めていい景色・・・まではいいけど、食事中にカモメが食べ物欲しさに接近&凝視してきて恐かった(> <)。鳥に邪魔されるとは・・・。



だいぶ前に、お店のもの全てがラブリーで可愛いカフェを発見し、やっとそこに行ってみた。イギリスを意識して、アフタヌーンティーメニューが豊富だったけど、一人で入ったのでそれは断念。お姉さんがメイド服みたいの着てたのが、とってもかわいかったです。



サンフランシスコの街と周辺の海が360°見渡せる、人気の観光スポット、Coit Towerに上った時の写真。このタワー自体、街の至る所で目に入るので、この街のシンボル的な存在の一つとも言えるでしょう。高い所から見る景色、最高でした。日没も黄金色!


そして、帰国の日。

早朝のフライトは早起きが辛かったけど、こんなに見晴らしがいいなんて!ラッキー♪
朝陽を浴びる街、波のように流れ込む真っ白な霧。
最後にサンフランシスコならではの美しい風景を上空から眺め、住んでた場所や訪れた場所がくっきり見えて・・・とってもステキなお土産になったなぁとしみじみ。

さ、これからしばらくは日本を満喫するぞー(^c^)/

2009年10月24日土曜日

Maple Loungeふたたび

本日、朝の4:00起床。

まだ空が暗い中、サンフランシスコ国際空港へ向かいました。

7:30amの便でバンクーバー国際空港へ。バンクーバー到着は9:45なのに、なんと私が次に乗る成田行きの便は15:05・・・。

どうやってこの時間を過ごそうか迷ってたのだけど、Air Canadaのメープルラウンジのチケットが1枚残ってて本当によかった。マイレージの恩恵を受けて、なんとか時間を潰せております。

食べ物あり、飲み物あり、くつろいでインターネットも無料で使える!
今、ラウンジの中で午前中からずっと長くいるのは私だけなのでは?と思います(笑)。

搭乗時間まで、あとちょっと。もうすぐ日本だ〜。

2009年10月22日木曜日

Monetrey and Carmel


日にちが経ってしまってますが、先週日曜日のMonterey(モントレー)とCarmel-by-the-Sea(通称Carmel / カーメル)での様子です。

Montereyはサンフランシスコから車で南へ2〜2.5時間走らせた所にある、半島の海岸沿いの小さな町です。さらに2〜3km南に離れているのがCarmel-by-the-Sea。このCarmelは、あのClint Eastwoodが1986年から1988年まで市長を務めたことでも有名です。

Montereyは港が見所の、とてもロマンチックで可愛い街と聞いていたのだけど、ダウンタウンはどうもそんなイメージがなく、ちょっと寂しげな雰囲気だったのが残念。

でも、海沿いのCannery Rowというエリアは背景に真っ青な海が広がり、通りにいくつものお店やカフェが並んでいて、ココはなかなかステキだな〜という印象でした。おまけに水族館もありました。








Carmelまでのドライブが、また最高でした。あえてショートカットせずに、少し半島の一部を外周し太平洋の海をたっぷり眺め、そしてアメリカでも高級ゴルフリゾートとして有名な複数のゴルフコース内をドライブ。とてつもなく広い敷地に、どこまでも続く色濃いグリーンのコース、そして青い海。誰が住んでるの?と思わずにはいられない豪邸もたくさん。お金持ちの世界を覗き見させてもらった気分です。


Montereyとは対照的に、Carmelは個人的にとっても好きになった町。歴史を感じる落ち着いた佇まいで、こじんまりした可愛らしい町は、個性的なアンティークのお店、ブティック、カフェなどが並び、訪れて良かった!と思えるところ。Montereyよりも人通りが多い印象でした。

この町づくりは徹底してて、信号やパーキングメーターなどは一切なし。その代わりに通りには木や花が溢れていて、散策が楽しいステキな町でした。

ブティックを覗くミセスたち。どうやらステキな洋服を見つけたようです。


ご主人様を健気に待つ表情ゆたかなワンちゃん。ヒゲがかわいい♪


日本の山口県で生まれ育ったというガイジンさんが連れてた犬3兄弟。私がこの3匹を触ろうとしたのがキッカケで出会えた方。日本語お上手でした。


カフェにあって、うっかり買ってしまいそうになった、犬用のおやつ。凝ってるし、かわいい〜!


また再び訪れたいと思えた素晴らしい海の風景と、モントレー半島にある小さな町。
サンフランシスコに来てから今までの週末、少し遠出して色々な場所へ行ったけれど、今回のこの場所が最後の旅となりました。

サンフランシスコの街自体が観光するのに魅力的だし、ちょっと足を延ばすだけで、カナダとは違った楽しみや魅力がぎっしり詰まっていた北カリフォルニア生活。思った以上に「アメリカ楽しい!」と思えたのも、この街&カリフォルニアのお陰。もう、そんな生活も終わりだなんて。

やっぱり、この街とお別れするのは寂しいなぁ・・・。

2009年10月20日火曜日

ラストスパートSF巡り



週末のドライブの様子です。
なんていったって、これが私にとってサンフランシスコで過ごす最後の週末。

まずはサンフランシスコ市内の、今まで”時間をかけて”訪れたことのない場所へ。
ゴールデンゲートブリッジの西側、Baker Beach。

この辺りの絶壁はかなり迫力があります・・・。



たまたま大通り(Sloat Blvd.)沿いに見つけた小さなPumpkin Patch。


そんなに広くない場所に大小様々なパンプキンとハロウィーンの飾り物。


都会から離れた農場ばかりの地域では、ハイウェイ沿いによく見かけるカボチャ畑だけど、こんな住宅街にあるなんて知らなかった!

手のひらサイズ、みかんくらいの大きさのMini Pumpkinは$1でした。あまりに見事なかたちで、日本にたくさん持って帰りたいくらい。


小さな子どもたちが飽きないようにと、プレイグラウンドや玩具も用意されてます。最初はデカいカボチャに大喜びの子どもも、時間と共に興味がなくなってしまうようで。大人は真剣に選んでいました。


"Unusual Pumpkin For Sale"、形が珍しいパンプキンも別コーナーに売られていました。イボイボがあったり、角みたいのが生えてたりと、本当に珍しくておもしろい!



1776年に建てられたカトリックチャーチ、Mission Dolores
サンフランシスコの中でも、布教活動が行われた教会としてかなり歴史が長いのだそう。
教会自体は再建されたものの、18世紀にメキシコから運ばれてきた祭壇や彫刻、当時からのステンドグラスなどはそのまま残されており、古さが漂う内装から約200年の歴史を伺うことができました。


教会内はとても厳かで静寂。
ヨーロッパの教会でもよく感じたけど、教会は一歩中に入ると、日常の喧騒を一切感じさせない、別世界のような落ち着いた空気が流れていました。



桃色の夕暮れ時


土曜日はこんな感じでした。ではまた。

2009年10月19日月曜日

嵐とともに・・・?



先週火曜日に、カリフォルニアを襲った暴風雨については前回の日記のとおり。
次の日に近所で、倒れた木に潰された車が生々しく駐車されてるのを見て(実際この車は新聞に写真付きで掲載されてた)、被害の程を知った私です。

快晴続きで暑かったラスベガスから一転、サンフランシスコには寒々しい激しい雨ともの凄く強い風が吹き荒れていたわけですが、それが去るとともに、清々しく暖か〜い気候が週末まで続いてくれました。つまり、嵐が10月にしては異様な夏の陽気を運んできてくれたというか。

しかし、嵐が運んできたのはどうやら”お天気”だけではなかったようです。


私が住んでいるマンションの建物は急坂のてっぺんにあるのですが、その斜面を少し下ったところ、つまり建物の裏側にはずっと広めの空き地があって、いつかは建物が建つのかな、なんて思ってました。

その空き地は草や木が生え放題で、土も荒れ放題の斜面(一部は平ら)の空き地。
そこに突如現れたのが、コレ(見えるかな・・・?)↓


ざっと100匹を越えるヤギ!

写真だと見づらいけど、こちら側から見て空き地の左奥や真ん中あたりの茂みに、群れを成してけっこうな数のヤギさんがいます。


住宅街の空き地に突然出現した沢山のヤギ。田舎の牧草地帯じゃあるまいし・・・いや〜本当に不思議な光景です。

謎めくヤギの存在に、地元の人も観光客の間でちょっとした話題に。 わざわざ空き地前で足を止め、眺めたり写真を撮る人・・・ちょっとした動物園状態。中には「Are these goats wild?」と野生のヤギだと思う人もいたようです。


ラスベガスに旅行へ行ってたものだから、実をいうと正確にはいつ現れたのか不明なのですが、旅行の前にはヤギなんていなかったし、発見したのが暴風雨が過ぎ去った翌日だったので、内輪で勝手に”きっと嵐と共にやってきたんだろう”という話にしてしまいました(笑)。

なんて強引な結論・・・。
実際あまりに突然だったので、ほんのチラッと超現象か何かなんて思ってしまいましたが、当然ながら”100匹以上のヤギを嵐が運んでくる”なんて現実的にはあり得ません。


真相はというと、この土地の持ち主が雑草除去やクリーニングなどを目的に、ヤギをある期間だけ野放しにしてる、という意図的なもの。空き地の横を通るケーブルカーのドライバーさんの情報ですが。

ヤギがすぐそこにいると思うと気になって気になって、毎日窓から覗いたり見に行ったりしましたが、いつもヤギたちは草から木からムシャムシャよく食べてた。まさかこれが空き地の除草のためだったとは。一石二鳥ってことですね。


で、これが反対側の道から見たヤギたち。この日はコーナーにある柵の中に入れられてました。

あれ・・・もしや全体の数が減ってる?と気付いた日。

にしても、近づくとみんなしてこっちを向いて、呼びかけると「おや?」みたいな反応する。かわいい・・・o(^v^)o 。のどかな光景だなぁ。

見上げるヤギちゃんはスマイルしてるみたい。


触りたかったけど、柵の隙間からだったし、噛まれたら恐いからやめました。

もう少しの間見られると思っていたこの光景。だけど週末にサンフランシスコから離れていたら、一ヶ月はいると言われていたヤギは、一匹残らずこつ然と消えてしまっていました。

え〜まだ一週間もいなかったよ〜(涙)。

数が減ってるように見えたのは、そのせいだったみたい。徐々にどこかへ運ばれて行ってたのですね。何だか残念で寂しいなぁ。もうちょっと居てほしかった・・・。