2009年9月30日水曜日

パン>ごはんの生活



ここ数日のサンフランシスコは、文字通り”雲一つない”お天気に恵まれ、景色を楽しむには最高の秋晴れが続いています。

珍しく霧が登場しない夕方の日あり、その時からずーっと晴れ。なので、黄昏れ時のでゴールデンゲートブリッジのシルエットや、夜の対岸に光る小さな街の夜景という贅沢な眺めを久しぶりに堪能しているこの頃です。昼間は昼間で抜けるような青空と真っ青な海が広がり、秋だということを忘れてしまいそうになります。


遠くにゴールデンゲートブリッジが。こんなに夕刻にはっきり見れたのは久しぶり。


写真左は上の写真と同じ方角(ゴールデンゲートブリッジ側)、写真右は真北を向いて撮影。Fisherman's Wharf やアルカトラズもはっきりと写ってます。


外は風があって少し肌寒いのですが、毎日がお出かけ日和のサンフランシスコ。日本の秋の味覚はしばらくの間おあずけな私は、散歩がてら、もっぱらこの街のおいしい食料品探しに繰り出します。

以前、火曜・木曜・土曜日にファーマーズマーケットが開催されるFerry Building Market Plazaについての日記(こちら)を書きましたが、そこはよく足を運ぶ場所の一つになっています。ファーマーズマーケットに立ち寄るついでに、そのFerry Building Market Plaza内のAcme Breadでいくつかの種類のパンを買ってみました。


本日の収穫:手前右はWhole Wheatの食パン、奥左がアップルパイ、奥右はクロワッサン 

前回買ったバタール同様、このお店のパンのお味はなかなかおいしいけれど、食パンはちょっと固めで、やっぱり日本の食パンの方が自分好みかな〜という印象。クロワッサンとアップルパイの生地はサックサクで美味でした。

この家の近くでおいしい食パンに出会いたいものです。やっぱり日系のベーカリーまで足を運ぶべきなのかな。


海外にいると、パン好きの私でも白米がとっても恋しくなるのですが、どうせ食べるなら美味しいパンを食べたいもの。実は炊飯器がないので(バンクーバーに置いてきた)お鍋でご飯を炊くのですが、炊飯器を使うほどの頻度でご飯を炊かなくなってしまい(面倒くさがりなだけ?)、少しずつ白米離れしてしまったような。一度に多めに炊いて冷凍してるけど、お鍋で炊いて冷凍したご飯は、解凍するとあまり美味しくないような気もするし・・・。

色々工夫しているうちに、ここでの滞在が終わってしまいそうです。あともうちょっとだけ、私のおいしいベーカリー探しの旅は続くかな。

2009年9月29日火曜日

California Disneyland Resort(Part 2)



引き続き、California Disneyland Resortについての日記です。

-Day 2-

今朝はちょっと遅れて、8:20 amにディズニーランド・パークのゲートをくぐりました。疲れていたから仕方ない?(ただの言い訳)

ちょっと後悔しながらも、二日目の余裕があったため、少しのんびり朝のゆった〜りした雰囲気の園内を眺めながら、Indiana Jones Adventure(インディ・ジョーンズ)に向かいます。

ところが、またもや朝は点検のため運転見合わせ。でも昨日と違って動揺もなく「またか〜」くらいにしか感じませんでした。本当に、今日は余裕の心構えです。

今日はその日の夜に帰ることがわかっていたし、1日目を終えて十分ディズニーランドを満喫していると感じていたので、1日を昨日出来なかったアトラクションを試すとか、隣のアドベンチャー・パークに行くとか、フレキシブルに行動しようと考えていたのです。

というわけで、昨日と同じく最初のアトラクションにはSplash Mountain(スプラッシュマウンテン)を選びました。これもまた前後にお客さんがゼロ。並ばず乗り込み、一通り♪Zip-a-dee-doo-dah, zip-a-dee-ay!♪の世界に浸って戻ると、誰も並んでないので、降りずして二周目突入。なんという醍醐味・・・。

この後は、おなじみのHaunted Mansion Holiday(ホーンテッドマンション)、Pirates of Caribbean(カリブの海賊)、運転再開したIndiana Jones Adventure(インディ・ジョーンズ)に乗りました。


ホーンテッドマンション。霧の中の洋館は薄気味悪さ倍増です。


こちらは晴れてからのホーンテッドマンション入り口。

今日はRiver Belle Terraceで朝食も食べました。ミッキーマウスパンケーキというメニューがあったのでそれを頼んでみたのですが、ミッキーの顔が型押しされたパンケーキが出てくるかと思いきや、実際のパンケーキはコレ↓

確かにミッキーだけど・・・。想像してたのと違ってすごくシンプルでした(笑)。

お次はいよいよ、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークへ。



普通の遊園地にあるような乗り物がたくさんあるだけかな〜と、あまり期待していなかったのですが、さすがはディズニー。園内に入るやいなや、まだまだディズニーワールドが広がってるし、人を楽しませるための細部へのこだわりは、想像以上でした。

とにかく二人にとって初めてだったので、マップを片手にキョロキョロ。回転系の乗り物が苦手な私が乗れそうな物をチェックしながら、奥へと歩いてみることに。

ディズニーランドと同様、テーマごとにエリアに分かれていて、そのテーマに沿ったアトラクションがあったり、雰囲気づくりが施されていて、歩いているだけでも楽しめました。


私はパスしたけど、激流下りを模倣したようなラフティングのアトラクション。



本当は水が張っているはずだったPARADISE PIERエリア。工事中なのが丸見えで、現実的な景色がちょっと悲しい。

ここに東京ディズニーシーに2012年に完成予定とされるToy Story Midway Mania!があったんだけど、何を間違ったかすごく存在感のある、(おそらく)このアドベンチャー・パークで主役級のアトラクションだと思われるCalifornia Screamin'に乗ってしまいました(上写真の奥のジェットコースター)。今思えば、まだ日本にないToy Story Midway Mania!の方に乗っておくべきでした。

富士急ハイランドのドドンパを彷彿させるこのCalifornia Screamin'。昔ドドンパで具合が悪くなったので、一瞬ためらったけど、今回は大丈夫そうに思えてしまったんですが・・・とうとうやってしまいました。やっぱりダメでした(> <)。「5 4 3 2 1」のカウントダウンの後、超スピードで駆け抜ける。一回転あり、左右に揺れあり・・・終わった時にはダウンした私。

そこから回復するまで少々(かなり?)時間がかかりました。残りの時間が限られてるのに〜!これが、今回の旅で一番後悔していることです。トホホ。


"a bug's land"入り口。自分がbug=小さな虫になったつもりで、人間の世界を楽しめる設定になってます。映画「A bug's life」に登場するキャラクターもいてかわいかったです。少々お子様向けかな。



HOLLYWOOD PICTURES BACKLOTエリア。ハリウッドの街並っぽい中に、ショップやショーステージなどがありました。
Monsters, Inc. Mike & Sulley to the Rescue!というモンスターズインクのアトラクション、東京ディズニーシーでおなじみのTower of Terrorもここにありました。モンスターズインクはすっごく乗りたかったけど、時間の関係で諦めました(泣)。ここで飲んだトロピカルスムージーがとっても美味しかったです。


ハロウィーン限定のCandy Corn Acresには、ミニーちゃんの撮影会が。こっちにもミニーちゃんいるんだ・・・。


さてさて、またディズニーランド・パークへ戻ります。


もう夕方になってしまいました。

残された時間で出来るだけアトラクションに乗るんじゃなくて、最後に全体の雰囲気を味わって、おみやげを見る時間があればいいや、という話になり、ぷらぷら歩きました。
"Celebrate! A Street Party"というパレード開始時間が近づいていて、歩く道が規制されていたり、人が増えていたりで、進むのが大変だったけど。



締めはMark Twain Riverboat(蒸気船)でトムソーヤ島の周りを一周。誰がどこから見ても楽しめる世界を創り上げていて、すごいな〜と思いながら、船からの景色を眺めました。

そして、おみやげを調達。帰らなきゃいけない時間が迫ってる・・・悲しい!


予約したシャトルバスの時間が、向こうの指定で7:15 pmだったから仕方ない。でもこのシャトルバス、もう一家族をピックアップしたのですが、彼らがロスからオーストラリアへ帰る国際便に搭乗すると判明。もしや、もう1台シャトルバスを出すのが面倒だったために、私たちがこの家族の搭乗時間に合わせたのかも?という疑問が(涙)。私たちの便が10:30 pmだったので、どう考えても空港到着早過ぎ。もうちょっとディズニーランドにいられたんじゃ・・・とちょっと切ない気分。

でも、十分楽しめたんだからいいんじゃない♪そう思えちゃいます、ディズニーランド。また来よう、という夢も与えてくれます。

ミッキーやプーさんなどのキャラクターにばったりと出会うと、写真を一緒に撮るだけでなく、サイン帳片手に駆け寄る子ども達の姿、東京ディズニーランドで見かける以上に白雪姫やシンデレラ、ティンカーベルなどのコスチュームを着る沢山の小さな子ども・・・日米ディズニーランドの違いも楽しむことができました。

あとは、様々な種類のピンバッチを集めるのも流行ってるみたいです。日本でいう携帯ストラップのような位置づけかしら。とにかくたっくさんのピンバッジが売られてました。


ちなみに、Disneylandの2009年のテーマが"What will you celebrate?"(邦題:ハッピーアニバーサリーキャンペーン)で、誕生日や記念日などの特別なお祝いを一緒にお祝いし、演出するお手伝いをしてくれるのだそうです。誕生日だと入場料が無料になるなどのプレゼントもあるみたい!確かに、”Happy Birthdayバッジ”をつけたお客さんをよく見かけました。


この大家族もママが誕生日のようでワイワイしてました。いいね〜こういうの。


楽しかった夢のような週末・・終わってほしくなかった(> <)。でも、土日の週末を利用して気軽にCalifornia Disneyland Resortまで行けたのは嬉しい。今度は是非フロリダのディズニー・ワールドを経験したいです♪


ありがとう、Disneyland(^v^)!

2009年9月28日月曜日

California Disneyland Resort



昨晩、California Disneyland Resortより戻ってまいりました。まさに魔法にかけられた週末で、まだまだ夢覚めやらぬ・・・という感じです。

金曜日の夜にSan Francisco国際空港からOrange CountyのJohn Wayne空港へ出発、そのままアナハイムへと移動し、土曜日と日曜日の二日間をDisneyland Resortで過ごしました。

そして日曜日夜のフライトでLos AngelesからSan Franciscoへと戻るという、本当に短い週末の小旅行。同じカリフォルニア州にいるから、という単純な理由で突如計画したのですが、かなり気合いを入れて挑んだDisney Resortでの様子を、綴ってみたいと思います。



ここは言わずと知れた、世界で初めてディズニーのテーマパークが生まれた場所。1955年誕生というから、54年という歴史の長さにうっとり。ウォルト・ディズニーさんの構想はここから始まったんですね。

ちなみにこのリゾートには、
  1. ディズニーランド・パーク
  2. ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク
  3. ダウンタウン・ディズニー
  4. ディズニー・リゾートホテル
のエリアがあって、リゾート内はどこへでも徒歩での移動が可能。ディズニーシーやIKSPIARIのある東京ディズニーリゾートと構成は同じといった感じです。

私たちは時間が許す限り思う存分楽しむ予定で、ディズニーランド・パークとアドベンチャー・パークを自由に行き来できるパス、”2-Day Park Hooper Ticket”を事前にオンラインで購入して準備ばんたんに。

このカリフォルニアのディズニーランド・パークは、家族との初めての海外旅行で訪れて以来、じつに13年ぶり。彼も16年前に家族で訪れて以来だったのでお互いディズニーランド・パークは2度目、そしてアドベンチャー・パークはお互い初めてという状態でした。


-Day 1-

ディズニーランド・パークは土日とも、朝8:00開園。アドベンチャー・パークは10:00から。
やはりどちらかというと、ディズニーランドがメインという気持ちで来ていたので、初日は朝早起きして、8:00開園と同時に入場するべく、久しぶりにエントランスの門前で待つことに。

気になるお天気は・・・・
金曜日のアナハイム到着時は、夜にも関わらずこれぞカリフォルニアといった、湿度がやや高めな暖かさ(サンフランシスコは夜とても寒い)。タクシーの運転手さんからも、週末は天気が良くて暑くなると言われていたのだけれど・・・

1日目の早朝、カーテンを開けて窓の外を見ると、雨?曇り?と不明な薄暗さ。よりによって〜(涙)と泣きそうになったけど、テレビをつけたら、これはサンフランシスコと同じ朝霧で、日中は晴天になるとの予報。よかった〜(> <)。


相当の混雑を予想していたのだけど、夏休みが終わり新学期が始まった時期だからか、開園5分前になっても押し合いへしあいの混み方でなく、かなり落ち着いてる。東京ディズニーランドやディズニーシーの方が、週末よっぽど人が多いという印象です。

エントランスも、エントランスからチラッと見える園内もハロウィーンづくし。そうだ・・・忘れてたけどディズニーもハロウィーンのイベント期間。本場ディズニーランドでのハロウィーンに期待した瞬間でした。(Halloween Timeのページはコチラ


ディズニーランド自体、久しく行っていなかった私は、とにかく入場前から大はしゃぎ。
とりあえず8:00の開園と共に霧がかる園内を小走り小走り!(がっつり走る人がいないので、ここは常識を持って行動、といったところでしょうか)



メインストリートのかわいいショップやハロウィーンの飾りを脇目に、そして久しぶりの園内を懐かしむことなど一先ず忘れて、目的の場所、Indiana Jones Adventure(インディ・ジョーンズ)のファストパスをめがけて一直進。

ところが点検のため、一時運行見合せ。なのでもちろんファストパスも発行されず。いきなり当初の計画が白紙に戻り大ショック(ちょっと大袈裟だけど)。でもこんな事でめげる訳にはいきません。

実際これがきっかけとなって、朝の人の少なさを利用しながら、結果的にうまく1日を有効活用させたと、我ながら拍手☆ そんな1日をまとめてみました↓

  • Splash Mountain(スプラッシュマウンテン)→並ぶ人の数ゼロ。そのまま乗車♪
  • Haunted Mansion Holiday(ホーンテッドマンション)→ハロウィーン期間限定のNightmare Before Christmasバージョンでした。


  • Pirates of the Caribbean(カリブの海賊)→映画に登場するジャックスパロウを見たのは初めて☆
  • The Many Adventures of Winnie the Pooh →TDLのプーさんとはちょっと違う乗り物。
  • Big Thunder Mountain(ビッグサンダーマウンテン)
  • Indiana Jones Adventure(インディ・ジョーンズ)→運転再開。ファストパス利用。

  • Finding Nemo Submarine Voyage(ファインディングニモ・サブマリンヴォヤッジ)→実際に水に潜ってニモ探しの旅に出ます。

  • Matterhorn Bobsleds(マッターホルン・ボブスレー)
以上が全て午前中に乗れたアトラクション。しかもほとんどが並ばずして乗れました。朝エントランスで並んでいた人々はどこへ行ったのだろう?という疑問すら浮かぶ程、最初は人がいなくてちょっと拍子抜け。

午前中の早い時間には霧は晴れ、いきなり夏のように暑くなってきた・・・と同時に、人もかなり増えてきました。

ランチはRancho Del Zocalo Restaurantでメキシカン料理を。チキンのソフトタコスはけっこう美味でした。

午後は、
  • Pirate's Lair on Tom Sawyer Island →トムソーヤ島の海賊の隠れ家らしいです。散策がてら、筏に乗ってトムソーヤ島へ。
  • Indiana Jones Adventure(インディ・ジョーンズ)再び →今回もファストパス利用。
  • Sleeping Beauty Castle Walkthrough →こちらにあるのはシンデレラ城ではなく、眠れる森の美女のお城。しかも、本場なのにお城は少し小さめでした。
  • Mr. Toad's Wild Ride →こんなのいたっけ?というカエルさんの乗り物。
  • Toontownをうろうろ
  • Mickey's House and Meet Mickey →ミッキーのお家を見るまではよかったんだけど、まさかミッキーに会うために自分が並ぶとは!実は1日の中で一番長く並んだものかも。でも家族で来た時にサインをもらった&写真を撮ったので「再会」を果たしたくて・・・。
  • "It's a small world" (イッツ・ア・スモール・ワールド)→目の前でパレードが通過していたので、待ち時間0分で乗れました♪
  • Alice in Wonderland →不思議の国のアリスの乗り物。
  • Buzz Lightyear Astro Blasters →Toy Storyの乗り物。シューティングして点数を稼ぐもの。こういうのは男性の方が燃えるのかなぁ。
  • Big Thunder Mountain(ビッグサンダーマウンテン)再び
  • Autopia →いわゆるゴーカート。けっこう長い間運転できます。大人気で通常40分待ちが、ファストパス利用で5分で乗れた〜。
  • Disneyland Railroad →TDLのウェスタン鉄道のようなもの。こちらはディズニーランドを一周できる間に4カ所駅があり、乗り降り自由なのが特徴です。時間稼ぎに一周以上乗車。
  • Indiana Jones Adventure(インディ・ジョーンズ)再び →3度目!
  • Halloween Screams Fireworks →お城前で繰り広げられる、9:35 pmスタートのショーと花火。離れてる上に木が邪魔だったけど、何とか見れました。
  • Pirates of the Caribbean(カリブの海賊)再び
  • Big Thunder Mountain(ビッグサンダーマウンテン)再び →3度目。真っ暗の中走ると違った楽しみ方がありました。
※長〜い行動リストを読んでくれてありがとうございます。お気づきの通り、アトラクション志向(しかも偏りアリ)、パレードやショーの鑑賞無し(花火以外)です。ディズニーランドって、本当に人によって楽しみ方が違いますよね・・・。

※アトラクションの日本語ページはコチラ

そしてようやく閉店間近のPlaza Innというレストランで落ち着いて夕飯にありつきました。


家族と来て色々覚えているつもりで薄れていた記憶は、再度訪れたことで次々に甦ってきたように思えます。「ここ来たな〜」とか「ここでご飯食べたな〜」とか。今日は昔の家族旅行と重ねて楽しめた部分もありました。今さらながら、良い思い出をくれた両親に感謝、です。

この時はツアーの一部だったため、短く限られた時間しかいられなかったけど、今回は朝から晩までどっぷり浸かって大満足。12:00 amの閉園まであと少し時間があったけれど、明日もあるし、と帰ることに。



でも、何度足を運んでも”まだ帰りたくない”という気持ちにさせられるのがディズニーランド。明日もまだ1日いられるのに、ちょっぴり寂しい気持ちになりながら、ディズニーランドを後にしたのでした。

つづく

2009年9月25日金曜日

また、霧・・・



今日も朝からずっと霧が濃く、北に面する窓の外には、海と空の境がわからないくらいに、真っ白な世界が広がっています。

いつもなら対岸も、アルカトラズ島も、その手前を行き交うボートやヨットも見えるのに、ここまで視界を阻むのか、という程の濃さ。今まで自分とは無縁に等しかったこの霧という存在が与える影響や新しい発見を、日常的に目にする今日この頃です。


外からは中の様子が近づかない限りはっきり見えないのが霧。そして自分の身を霧の中に置くと、自分が霧に包まれてる実感はなく、視界の先にある霧がまた白いモヤモヤとして見え、その先にあるものは見えない。車を運転していても、普通に歩道を歩いていても、特に濃い霧が発生すると、自分の可視範囲は狭いし、周囲の人が10メートル先の自分を認識できるのかも怪しい。

なので最近は、霧とは視覚的にも、与える影響にしても、とってもやっかいで、身近にあるちょっとした恐い自然現象に思えてきました。そういえば学生時代にスキー場でも霧が出ると遠くが見えなくて、滑りながら恐い思いをしたことがあったっけ。それを日常的に街中や住宅街で経験するなんて・・・それがここにいて驚くことなのかも。音もなくスー・・・っと現れて、昼夜問わず辺りに閉塞感を漂わせる霧。

空に雲はあるけど、青空も海も対岸もはっきり見える時の風景


だんだん西から霧が出てきた時の風景


少し飛びしてますが、海が全く見えない程の霧が出ている時の風景(夕方です)


最近はよほど霧が濃いのか、San Francisco Bayを出入りする船からは、事故防止のための汽笛(霧笛)が毎日のように聞こえてきます。船は霧で見えないのに、いくつものの音だけが海から響いてくる。

昨晩テレビで放映されていたホラー映画2本(「The Skeleton Key」「Hallowed Ground」)を立て続けに観てしまったせいで(しかも後味が悪いストーリー)、この霧が出ている近所の景色が、やたらと不気味に見えたり。姿が見えない船からの霧笛の音も相俟って、恐怖極まってる感じ・・・。


霧についてネガティブなことばかり書いてしまいましたが、霧が出て良いことも。それは、ミストが発生してることになるので、雨が止んだばかりの森の中にいるみたいに、マイナスイオン(だと思う)を浴びてリフレッシュできること。しかも、太平洋から風に乗って新鮮な空気と共に運ばれてくるので、適度に空気が潤って&浄化されて、気持ちいい。ま、それくらいかな(笑)。

この街にいる以上、急坂と霧とはうまく付き合っていかなければなりません・・・ね。

今日は金曜日なので、今週一週間も終わり。今週末は、この霧の多いサンフランシスコの街を出て、カリフォルニアは南、アナハイムへ。そうです、ちょっくら、”夢と魔法の国”へ行ってこようと思います。




ビアードパパのシュークリーム。中は今週限定のキャラメルクリーム。お店で一つ食べたのですが、おまけにもう一つくれたのでお持ち帰り。やった〜♪

2009年9月23日水曜日

ぼんやり霧を見ながらのつぶやき



近頃、同じパターンの天候が続いております。

夕方日没前に、まとまった形の雲のような霧が西から東へと低空に発生し、それが夜には大きくなって街へと流れ込み、朝に太陽が高くなった9時、10時くらいになると一気に霧が晴れて、リビングルームの北窓からの景色が、白い霧から青い海へと変わります。日中はほとんど快晴で、基本的に気温が暖かい。なのにまた夕方になると霧が風と共にやってきて・・・の連続です。

なので最近は朝起きると、曇りにしては明るく白い光が窓から差し込んできて目が覚めます。明るいのは霧だからなのでしょうか。曇りとは違って、空がどんよりしないのが霧の良いところなのかも。

でも空中を漂って視界を遮る霧は、濃ければ5メートル先でも何も見えず、家の中にいると外の景色は白くぼんやりとして、薄らと近所の家が見えるくらい。都会にいるのにまるで山の中にいるような静寂さを感じます。東京にいたら、滅多に経験しないこと。これはサンフランシスコならではの名物景色のようです。

そしてまた、この霧が街を覆っている様子は、ミステリーサスペンスやホラー映画を彷彿させるミステリアスな光景でもあって、まさにハロウィーンが近づく季節にぴったりという気もします。早くも9月初めから、店頭にはハロウィーングッズが並び始めていますが、ハロウィーンの雰囲気もないのに装飾や商品が先走りしているのではなく、夕方から翌朝までは霧のお陰で、厳かで静かな街全体が既にやたらとハロウィーンっぽい。



私の父は昔から(日本で流行り出す前から?)ハロウィーンが大好きで、小さな頃から家にはハロウィーングッズがよく飾られていたものです。たまたま私が通学していた小学校でハロウィーン行事があったこともあり、日本にいながらにして、私にとってハロウィーンは身近なイベントだったような気がします。そんなハロウィーン好きな父のため、先日ハロウィーングッズのおみやげを買いました。きっと、今頃日本の家でも色々と飾っていることでしょうが(近所でどの家よりも早くハロウィーンの飾り付けをすることに燃えている)、それの足しにしてくれるかな。



ところで話変わって、先日マーケットで調達したフルーツやトマトの写真を撮ってみました。(マーケットついての日記はこちら

既に熟れたものなので日持ちしないため、ほとんどは今日までに胃の中へと消えてしまいましたが。


どれもおいしかったけど、トマトはスーパーで買ったのと食べ比べると、全然味が違って、「こんなに違うものなんだ〜」と驚きでした。



普段から食べ物に感謝しているつもりですが、農家の人たちの手から買うと、さらに「こんなにおいしいものを育ててくれてありがとう」という気持ちが大きくなります。日本にいると母任せで、国内産ということくらいは意識していましたが、それぞれの野菜の産地や流通についてなど考えて食べる生活をしていなかったな、と反省。

そういえば、今日本は秋の味覚が楽しめる季節。今度帰国する時にはまだまだ間に合うかな。さつま芋、栗、かぼちゃ・・・早く堪能したいです。



と・・・先ほどまで霧を見ながら書いていたのに、いつの間にか朝霧は晴れ、太陽と青い海が現れました。いつもより霧が去るのがゆっくりだったような。今日もいい1日になりそうです。

2009年9月21日月曜日

Hog Island Oysterなど



前述のファーマーズマーケットで買い物を終えた後は、Ferry Building内にあるオイスターバー、Hog Island Oyster Coへ行きました。

木曜日にふら〜っとお店の側を歩いた時も、席を案内されるのを待つ人の列ができていたのですが、土曜日は週末ということもあって、その時よりさらに長い列ができていました。日本人の私は(?)並ぶことに慣れてますが、彼の方はそうでもなく、最初はあまり乗り気ではなかったのですが、お店の人気ぶりと、もう少し待てばお酒を飲みながら待てるBarが近づいていたのとで、頑張ってくれました。



20分程並んだ後、カウンターへと通され、牡蠣の殻をむくお兄さんたちの前に座ることができました。できればここに座りたいと狙っていたのでラッキー♪ Oyster Bar Mixの12個入りを頼んで、Hog Islandの3種を始め全6種類の味を楽しむことに。まだ昼間だけど、Napaのスパークリングワインも注文しました。


黙々と牡蠣の殻を処理して氷を張ったお皿に並べていく作業を繰り返す二人。殻を見ただけでどの種類かわかるんだろうな。


生牡蠣を食べるのは久しぶりで、「もし牡蠣にあたったらどうしよう」なんて不安が一瞬頭をよぎったりもしましたが、実際はとーっても新鮮で、身もプリプリ、口の中でとろける感覚が本当においしかったです。レモンやライム以外に、オリジナルのサルサソース付きで、そのソースがさっぱりで牡蠣にとても合ってました。


このオイスターバーの裏側からはベイブリッジと、San Francisco Bayの反対側が見渡せます。


すっかり牡蠣のおいしさにはまった私たちは、6種類の中で「もう一度食べたい」と思った2種類(Hog IslandとNew Zealand産)を再度6個ずつ頼んでしまいました。たかが貝でもお腹は十分に膨れ、かなり満足してお店を後にしました。

引き続きFerry Building内をぷらぷらし、先日から気になっていたmietteというパティスリーにもちょこっと寄ってみました。

ガラスケースに並ぶ、おとぎ話に出てくるようなかわいらしいケーキもいつかは食べてみたいけど、それより私がどれもほしい〜と思ってしまったのが、棚に陳列するカラフルでレトロな雰囲気の小さなお菓子や小物たち。


海外のスーパーや雑貨屋さんで見かける、珍しくて可愛いパッケージのお菓子や雑貨に目のない私には、たまらない品揃えでした。



経験からすると、お菓子のお味はそ〜んなにおいしくないのだけど(笑)、ついついかわいい缶や箱が欲しくて買っちゃうんです。食べないでとっておくこともあります・・・。


そういえば高校1年生の時、学校主催の英国短期留学後に観光で行ったフランスで、小さな缶に入った「フランスの空気」なるものを買って、一時友だちの中でちょっとしたネタになりました。今でも、たま〜にその話が出てきますが、今でもフタを開けずに飾ってあります。だからガラクタが増えてくんだろうな(涙)。

でも、やっぱりこういう可愛いお菓子や雑貨に囲まれてるだけで幸せ〜。今日は何も買わなかったけど、近々おみやげとして色々買い込もうと思ってます。もちろん、自分にもいくつか買っちゃう予定です(^v^)。

ファーマーズマーケットからFerry Building内のお店めぐりなど、いろいろな意味で収穫の多い一日だったとつくづく感じたのでした。

2009年9月20日日曜日

Ferry Plaza Farmers Market



土曜日に楽しみにしていたもの、それはFerry Plaza Farmers Market(ファーマーズマーケット)。

Ferry Building Marketplaceで、火曜日・木曜日・土曜日だけ、10:00amから2:00pmまで(土曜日は8:00am〜)マーケットが開かれ、色々な農家からの新鮮な野菜やフルーツが販売されるのです。

先日本屋で立ち読みしてこの情報を知ったばかりの私は、まずは木曜日(夕方だったのでマーケットは終了後)下見に行き、Ferry Building内に常設しているお店をチェック。肉類、ワイン、チーズの専門店、ベーカリーやオーガニックフード店など、普通のスーパーでは見かけない魅力的な商品や珍しいお店が並んでる。チェーン店の多い駅の構内とは違ってユニークだし、わざわざ食材を買いにくる価値がありそうでした。この日はAcme Breadでバタールを買って終わり。



そして、昨日(土曜日)、マーケット探検&買い物しようと、エコバッグ片手に再び行ってみたわけです。Ferry Building周辺にたくさんブースが立ち並び、そこには新鮮な食材を求める人でいっぱい。青果類以外にも、パンやチーズ、オーガニックのハーブやスパイス類もあるし、あらゆる食材が一カ所にギュっと集まってるのだから、こんなに多くの人が買いに訪れるわけだ・・・と妙に納得でした。


写真左:色とりどり、大小様々なトマトたち
写真右:バンクーバーでもよく見かけた、カリフォルニアのイチゴ。↑はオーガニック。

ほとんどがローカルのオーガニックファームから。カリフォルニアの太陽の恵みをたっぷり受けたんだろうな〜。一口に切ったフルーツのサンプルを配っていて、色々なブースで試食する度に、どれも甘くて美味しくてどれを買おうかとても迷いました。



旬のピーチやプラムがとりわけ引き立っていたのと、トマトの種類がやたらと豊富なので、一通りマーケットを歩いた後はそれらを必ず買おうと決めて目星をつけながらウロウロ。

結局、Kashiwase Farm(どうやら日系の農家のようです)でArctic Snowともう一つの種類(名前忘れちゃった)のピーチと、Asian PairのHosui(梨の豊水)を買いました。他のブースでプラムとトマトも手に入れました。このトマトはもぎたて&食べごろで、自然の甘みとうまみがぎっしりでした。

コーンはお手頃で買いたかったけど、虫がくっついてて・・・やめました。農薬なし=安全ってことなんだろうけど、視覚的に無理でした(涙)。


スーパーで売られる野菜や果物は、熟す前に収穫されて全国へと輸送されるけれど、ここにあるのはどれも、近くの農家から運ばれてきた、食べごろのもぎたて&摘みたて新鮮青果。改めて比べてみると、おいしさは全然違います。オーガニックだから体にもいいし良い事づくし。シーズンぎりぎりまでマーケットを活用しない手はありません。マーケット、最高だ〜(^v^)☆

おまけ
ほとんど本文と関係ないですが、週末だからと作ってもらった朝食。本人の希望で載せました(笑)。ちなみにこのパンはFerry Building内のベーカリーAcme Breadで買ったバタール。トーストはちょっと焦げてるけど、パンのお味はなかなかおいしかったです♪