2009年8月26日水曜日

フェルメール、レンブラント展へ...

タイトルの通り、Vancouver Art Galleryへ、「Vermeer, Rembrandt and the Golden Age of Dutch Art -フェルメール、レンブラントとオランダ芸術の黄金時代- 」(9月13日まで開催)を観に行ってきました。


通常は大人の入場料が$20.50と高めなのですが、火曜日の5:30pmから9:00pmまではDonation(寄付)料金、つまり自分が寄付の名目で自由に設定した料金で入場することができます。自分にとってお手頃な料金を払って入場できるので、このチャンスを活かさないわけにはいきません。

1年前に母とオランダ旅行をしたためか、この展示が始まって以来とても興味があり、期間終了前にぜひとも足を運びたかったのですが、なかなか都合が合わず時間が経ってしまい・・・。そしてこの前の火曜日を狙ってようやく実現させました。

展示品は全てアムステルダム国立美術館から来ており、昨年その国立美術館を訪れた私が母と眺めた絵画も何点かありました。昨年秋には東京上野の東京美術館で「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」も観に行ったので、オランダの絵画に縁があるな〜と思ってしまいました。

東京美術館の時は長蛇の列で、平日にも関わらず大人気だったフェルメール展。しかし”フェルメール展”という名前だけでフェルメールの作品はほんの数点、しかも有名作品がなく、少しがっかりして帰ったのを覚えています。ここバンクーバーでも(寄付料金の)火曜日だったからかかなり多くの人で混み合っていましたが、東京美術館ほどではなく、しっかりと一つ一つの作品を鑑賞できました。でも、残念ながらフェルメールの作品は1点「Love Letter(恋文)」だけでした。

美術については全くの素人ですが、オランダの17世紀の風俗画には本当に魅了されます。派手な原色の色使いではなく、静かな情景を描写する色彩で、平和で落ち着いた雰囲気が漂っていて。そして写実的な手法も感嘆もの。写真がなかった時代に、その絵がまるで写真に収めたように空間や光を捉えていて、観ていて飽きません。

興味はあっても、自分の日常生活から遠のいてしまっている美術鑑賞。たまには美術作品に触れるのも、なかなかいいもんです。



↑Art Galleryへ行く前の腹ごしらえに、Japadog(日本人経営のホットドッグスタンド。今や街で大人気)のTERIMAYO(照焼きマヨ)を食べました。

2009年8月24日月曜日

秋空とスープ



最近は日が落ちるのが早くなってきました。もう秋の気配です。

この日は空に不思議な雲模様を見ることができたので、写真に収めてみました。

3Fの高さから眺める、南西の空


時間を見つけては、コツコツと地道に取り組んだパズル。地面部分が完成しました。あとは空の部分だけ!

茶色の地面は同じようなピースばかりでとても苦労しました。その分、達成感が比例して大きい♪


夜はburgooというレストランで遅めの夕食を。世界各国の一品料理やスープなどが揃っていて、どれもけっこう美味しいです。そして店内は木のぬくもりがあって雰囲気もマル。味も雰囲気もとてもスキです。

私は大好きなFrench Onion Soupを注文。

このボリューム・・・!とろけたチーズ&焦げたチーズがたまりません〜。


彼はBeef Bourguignonを食べました。先日観た映画「Julie & Julia」(一冊の料理本を書いたJulia、その本に影響されたJulie、二人の女性の日常を描いた作品)に登場してから、ずっと食べたかったんだそうです。いわゆる、ビーフシチューのようなものです。


前菜には夏限定メニュー、ワカモレ(メキシコ)を食べました。


フレンチとメキシカンが胃袋でミックス。分けて食べたのですが、二人共途中でお腹いっぱいになり、Beef Bourguignonは包んで持ち帰りしました。寒い夜だったので、スープが体にしみこんだ〜。今日はこのへんで。

2009年8月23日日曜日

Boatで海へ



今日は日曜日にも関わらず、少し早めに起きて、ボートに乗りにキツラノへお出かけしました。

このボートは彼のおじさんが所有する、1962年製の古くて小さなボート。3歳の息子を連れてバンクーバー周辺を”航海”するのに、私たちに是非来てほしいとお誘いをうけ、乗せてもらったのです。

でもボートって、海に出すまでの準備がけっこう大変。家からトラック(車)にボートを括り着けて指定のハーバーまで運び出し、そこからドックの側の水辺にボートを出した後、そのトラックを駐車して、やっと出発の準備が整います。ボートを水辺に出す作業は力仕事なので、男手が二つあってちょうどいい。私はその間Valen君のベビーシッターです。この辺りは車やボートが出入りしていて危険が潜んでいそうなので、目が離せません。



小さな子を連れて親子二人だけでボートに乗るのは、一から準備するなら無理に等しいかも?私たちがお手伝いできて、安全でスムーズな準備になったんじゃないかな(笑)。しかも最初恐がってボートに乗りたがらないValen君を説得するのも、時間をかけて3人がかりでやっと成功。乗る前になって、やっと嬉しそうにはしゃいでくれました。

準備が大変なだけに、私たち大人は海へと出発した途端、どんどんハイテンションに♪
海を眺めるためによく訪れるEnglish Bayを通り過ぎながら、海側からビーチを見ると、同じ場所なのに景色が全く違うように見えました。

バンクーバーの地形は海が阻んで、橋を渡らないと対岸に行けない場所が多いけど、ボートで海上を移動すると、どこに行くのも楽そうです。

いつもと違う目線で目の前に広がる海を進み、遠くの街を眺め・・・非日常的な経験は、まるで冒険している気分にさせてくれました。

船酔いが心配な私でしたが、それなりのスピードで風を切って走るので揺れがなく、問題なく楽しめました。Valen君も、誰かにつかまってないと恐そうだけど、とっても楽しそうでした。

キツラノ付近から出発し、スタンレーパークをぐるりと回ってBurrard Inretに入り、West Vancouverを左手に観ながらLions Gate Bridgeをくぐると、続いて左手にはNorth Vancouver、そして右手にはダウンタウンの街並が見えてきます。ダウンタウンを過ぎて少し行くと、貨物船の船着場や海辺の産業用クレーンが軒を連ねるエリアに入り、殺風景な景色がしばらく続きます。

そこから少し進んだところにある、海辺のThe Cannery Seafood Restaurantでランチを食べました。ここは、船やボートで来たお客のための専用ドックが裏側にあるので、今日の私たちにぴったりでとても便利。


↑ココは5年前に取材で訪れただけで、いつか食べに戻ってきたかった念願のレストランでした。

写真左:レストランの海側(裏)
写真右:船やボートを停めておくドック


親子で何を見ているのでしょう・・・


シーフードで有名なので、クラムチャウダーを頼んでみました。大好きなYam Friesも注文してみんなでシェア。付け合わせのパンとロブスターオイル&バルサミコがおいしかったです。



ランチ後は、レストランの庭に生えているBlackberryから実をいくつかピックして、そのまま食べました。おじさんが前回ここに来たときもピックしたらしく、今回も張り切ってました。野生の果物をそのまま食べるなんて、人生であまりしたことないです(笑)。でも普通においしかった・・・。

Blackberryの実。赤い実は熟していなくて酸っぱいです。

頑張って実を採ってるValen君


その後はボートに乗り込み、再出発。来た路を戻りました。

写真左:タイタニックを彷彿させる大きな貨物船
写真右:Lions Gate Bridge


後でGranville Islandに行くんだ!と言い張っていたValen君は、Granville Islandへ着いた時には疲れて寝てしまいました。

そして、なんと私はGranville Islandへ行くまでの間、少しボートを運転させてもらいました!人生初の船長♪波の方向を意識して操縦するのはなかなか難しかったけど、潮風を切って船を動かすのは気分爽快(^v^)!

Granville Islandは日本から遊びに来ていた親友夫妻と行って以来。暑いのでジェラートを食べて、少しだけのんびり散歩させてもらいました。

Granville Islandにも、船やボートを停めるドックがあります。




最後にはおじさんから「来てくれてありがとう。二人のお陰で色々と助かったよ」、そんな言葉をもらいました。こちらこそ、夏ならではのステキな経験をさせてもらったので感謝感謝です。
Valen君はおもちゃのボートで遊ぶのも大好きなので、本物のボートに乗れて(今日が初めての航海)楽しい夏の思い出を作れたかな、と思います。大人になっても覚えていてほしいな・・・。

ラストスパートBBQ



今日は夕方から、Richmondの友人宅でBBQの予定があったので、朝はそのBBQへ持っていくためのマフィンを焼きました。そのお友だちとは日頃よりお世話になり、度々日記にも登場するMkさんです。

↓今回はブルーベリーではなく、お子様向けにチョコチップマフィンにしました。

本当は7月の誕生日に二人でもらったスパのギフトカードを使うため(それについての日記はこちら)、二人でスパでリラックス〜のつもりだったのですが、お互いの諸事情によりスパは延期となり、その代わりにMkさんが他の方々も招いてBBQパーティーを開いてくれました。赤い外壁が目印の、大きくてかわいらしいお家で、大勢を招いては、いつも美味しい手料理でおもてなしをしてくれる、ステキなご家族です。

今回もたくさんの人が集まって、いつも遊んでもらってるお姉様たち、久々に(もしくは初めて)お会いした方と、余る程のお酒そして美味しい料理やBBQと共に、楽しい時間を過ごすことができました。



2年くらい前の大晦日に、このお家で会ったのが最後だったHさんが、その時は妊婦さんだったのに、よちよち歩きの可愛い女の子のママになっていて、とても不思議な感じでした。会う度に成長している子ども達を見るのも、この仲間で集まるパーティーに参加させてもらう楽しみの一つかもしれません。小さな子どもや赤ちゃんがいると、本当ににぎやかです。当のお母さんたちは、とても大変そうですけれど(^^;)。



しばらくバンクーバーを離れることになるかもしれないので、このようにみんなにお会いして楽しい時間を過ごすを機会を作ってもらって、本当によかったです。また、すぐに戻ることになるとは思いますが。次に会う時には、10月出産予定のKさんの新しい赤ちゃんも増え、また少し大きくなった子ども達を見る事ができるんだろうな〜。


8月も終わりが近づき、きっとこれが私たちにとって今年最後のBBQ。ほんとうに、ほんとうに楽しい土曜の夜となりました♪♪♪

2009年8月21日金曜日

Canada Line 開通

怒濤のように過ぎていった今週一週間。

8月17日月曜日。
2010年バンクーバー冬季オリンピックに向けて3年程前から本格的に始動した、バンクーバー市内〜バンクーバー国際空港またはRichmondを結ぶCanada Lineがついに開通しました。これまでの、空港から市内への移動は車以外にバスを利用するしかなかった不便さがなくなり、さらには26分という早さで空港〜ダウンタウン間を行き来できるという、皆が待ち望んでいた通りの画期的で主要な交通手段が完成した、という感じです。

8月17日の開通は、予定より3ヶ月程早いこともあり、多くの人々の関心を寄せたようです。この日だけは、13時から21時の間は無料で乗車できるというので、けっこう楽しみにしていた私たちは、混雑を予想しつつトライすることにしました。

18時半頃は仕事を終えた人々のラッシュで、人が増えたようですが、Waterfront駅の外で30分待った後は、スムーズに駅の構内に入り、空港行きの電車にはすぐ乗れました。

Waterfront駅のホーム(空港近くまでは地下を走ります)


電車に乗り込む人たち(その後ろにはRichmond行きの電車を待つ人の行列)


バンクーバー国際空港の駅のホーム


Vancouver City Center駅(無料試乗最終の21時に乗るため駆け込む人たちがチラホラ)

この駅の周辺はダウンタウン主要エリアの一つ、Granville Street × Georgia Streetで、5年前と比べて雰囲気がガラリと変わり、整備されて進化した気がしました。


この時間、Georgia Streetから西側を見ると、ちょうど黄昏れの美しい空を眺めることができました。

8月18日火曜日。
夜は女の子4人で日本風居酒屋レストランで食事をした後、ストリップクラブ(♀)へ行きました。”ストリップ”というと過激な響きですが、日本のいやらしいイメージと違って、こちらのはエンターテイメントの要素が大きいので、普通に女の子同士やカップルが楽しみの目的で見に行く事も多いようです。

私はバンクーバーでのストリップショーは初めてではなかったのですが、行ったことのない友だちが見てみたい!というので、ノリで足を運んでみました。帰国が間近の友だちもいたので、バンクーバーにいる間に「こんなものか〜」という経験ができたのでは。ちょっとしたおみやげ話になるかも。日本にいたら、この年齢の女子がストリップを観に行くことはほぼ皆無だと思うので・・・。

ポールに絡まって逆立ちしたり、クルクル踊る踊り子さんたちを見て、鍛えてるからこんなに引き締まった体なんだろうな〜なんて、踊りに魅了されるより、客観的な視点で眺める自分がおりました。女性の体を美しく見せるための、陰での並々ならぬ努力が感じられるエンターテイメントでした。

写真撮影が禁止だったので、残念ながら写真はありません(笑)。

こんな週前半から、一気に一週間が過ぎました。あっという間に週末です。

2009年8月17日月曜日

Tandem at Stanley Park


天気が良い週末の、私たちの定番アクティビティがスタンレーパークを一周するサイクリングです。

日頃の運動不足を解消するためと、久しくそのサイクリングをしていなかったため、日曜日は急遽サイクリングをすることに決定しました。

いつも私たちはDenman Streetでタンデムバイクをレンタルして、そのままスタンレーパークに向かいます。いくつものレンタルショップがある激戦区なので、どこもレンタル料の安さを競争してると思われます。前回より安いお店を発見したので、今回はそこで借りることに。

と・・・その前に、ランチのため、同じくDenman StreetにあるMotomahi(元町食堂)というラーメン屋さんでしっかり醤油ラーメンで腹ごしらえしてしまいました。運動不足解消を目的に、今からせっかく自転車をこいでカロリーオフするのに、運動前にラーメンを食べてるところが自分を甘やかしてる感じがする(^o^;)




↑トッピングにのりとワカメ

あと、タンデムバイクって、後ろに乗る人の運動量って大したことないんですよね、実は。自分が一生懸命前の人と同じ力でこげば少しは変わるけど、足を動かさなくても、前の人がペダルをこいで自転車を走らせてくれるので、楽ができちゃう仕組みなもので。


↑後ろからカメラを構えてみた。後ろの席は自由です(笑)。

でも、今日はがんばりました〜。必要以上に(?)足を動かして、せっせと運動してるように、自分の体に思い込ませたりして(笑)。汗はかかなかったけど、心地よい運動量!

運動のことはさておき、夏のスタンレーパークはやっぱり最高だな〜と実感。一周する間に見る景色は、どこから何を見ても新しい発見があるのが楽しい。対岸の街を見たり、海と空の青さを見たり、広くて深い森を見たり。久しぶりに気温が暖かく(暑くないところが良い)、お天気も良かったお陰で、まさにサイクリング日和〜♪♪ 観光客だけでなく、散歩する人、ローラーブレードする人、私たちと同じでサイクリングする人、パーク中が活気に満ち溢れていました。



途中のシーウォールにある、石を積み上げた造形物(もとはといえば、イヌイットの道標だったもの。2010年オリンピックのロゴのモチーフになっています。)に二回程遭遇。

一度目は尖ったり四角めの石、二度目は丸っこい石が積み上がったものでした。お互いにくっついていない石が、うまくバランスを取って彫刻のようにいくつも並んでる光景が、いつも不思議でたまりません。





360°の眺めが楽しめて、適度な運動ができて、一石二鳥の満足感を得られるアクティビティです。残りの夏で、今度はローラーブレードに挑戦したいなぁ。

帰りは、乾いた喉を潤すためビール!ではなく、お決まりのバブルティーを飲みました。いつもの味に飽きてきたので、初めてStrawberry & Raspberry Slushを注文してみました。ベリーがたっぷりで、さっぱりおいしい〜。当分はこの味ばかりになりそうです・・・。


2009年8月15日土曜日

都会の中でのBBQ

サマースクール期間が始まり、子どもたちと戯れる楽しい毎日を送った一週間。子どもたちといる間は、子ども達から元気やエネルギーをもらって、パワー全開で動いている自分を感じます。が、エネルギーをもらっているだけなら嬉しいのですが、家に帰った瞬間、もらったはずのエネルギーを、同時にかなり消費してることに気付きます。気が緩んで、疲れが一気に襲ってきて、パタリとお昼寝してしまうこともしばしば。

8月13日木曜日は、そんな眠気や疲れを忘れさせてくれるような?BBQパーティーに誘っていただきました。Coal Harbourに住むAさんのアパート屋上を貸し切ってのバーベキュー。私が到着した頃には、既にほとんどの準備が整っていて、サラダやおつまみ、フルーツがテーブルに並んでいるだけでなく、バーベキュー用の野菜やお肉、そして秋刀魚(!)などの下ごしらえも終えてくれていました。

こちらのバーベキューグリルの網は目が粗過ぎて、焼き魚向きではないので、目の細かい網を置いて網焼きに。なんだか本格的。秋刀魚を食べるのなんて、何ヶ月ぶりなんだろう!というか、こういった焼き魚ですら、バンクーバーに来てから長いこと口にしていない。焼き魚で喜ぶところが、私って日本人だなぁと実感する瞬間です。

他の人よりは早く着いた私は、お試しで焼いたものをつまみ食いさせてもらいました。ちょこちょこと食べるつまみ食いが、またおいしーいんですね(^-^)。

↓お試し組


次々に人が集まってきて、Tさん手作りサラダや、Mkさん特製チマキ、Kさん持参のデザートなども登場。焼き肉のタレは日本のブランドだし、お口に合うものばかり。どれも美味しくて、つまみ食いからずっと食べ続けてしまいました・・・反省



ちなみに私は懐かしさ満載の日本のおやつを用意。たこ焼きスナックとかキャラメルコーンとか(笑)。Aさんがたこ焼きスナックを食べたかったらしく、タイムリーなおつまみとして喜んでくれました。


そのアパートはというと、8階建てで、その周囲にはもっと高いビルばかり。北側には、ビルの間に海とNorth Shoreが見え、南を向けばビルしか見えません。でも、屋上にはプライベートガーデンや、花や木などの植木が植えてあり、何となく「都会のオアシス」的なものを感じます。



友だちと、眺めがいい景色と、おいしい食べ物に囲まれて楽しい時間を過ごすー。毎日はできないことだけど、一週間の途中でやるのもいいもんです。

スタート時には明るかった空も、気付いたら真っ暗。夏至からもうすぐ2ヶ月が経つ今、少しずつ日が短くなっているのが、日に日にわかります。夏ももう終わり・・・という感じがして、本当に寂しい今日この頃。でもまた来週から暑くなるというから、それに期待することにしよう・・・。

2009年8月9日日曜日

バンクーバー、さようなら



この日は、朝からけっこう大粒の雨が降っていました。私の寂しい気持ちを察してなのか、お空も泣いてるわ〜という感じです。

今日は4日間のバンクーバー滞在を終えた親友夫婦MちゃんとHさんが日本へ帰国する日。直行便ではないので、出発が早めで、ゆっくりする時間もありませんでした。しかも、米国経由だとバンクーバー空港内の米国入国管理局を通過するため、通常の出発ゲートでバイバイというわけにはいかず、カウンターでチェックインしたら、その場ですぐ見送りしなければいけません。

普段仕事で忙しい二人が、夏の休暇日程を合わせて、私たちのいるカナダ バンクーバーを選んでくれたこと、諸事情で来ることが難しいと分かった後も、予定を調整して、最終的にフライトを予約してこの旅行を決行できたこと、そんな理由があって、この親友の旅行は自分にとってとても意味のあるものに思っていました(勝手にだけど)。

自分が2004年以来多くの時間を費やしたバンクーバー。「いつか遊びに来てね」と言い続けて、その願いがついに実現し、今まで伝えきれなかったものを共有できたことが嬉しかったなぁ。自分にとって”生活する街”としての見方しかできなくなったバンクーバーの魅力を、改めて再発見できた気がします。

計画の段階(かなり前)から、準備を進めること自体が楽しくて、さらに二人が来てからもあまりに濃い数日を過ごしたので、やっぱりお別れは寂しかったです。最初はここに二人がいるのが新鮮だったけど、逆にいなくなるのが変な感じでした。

本当に来てくれてありがとう、その一言にかぎります。

それにしても、日本の会社では、長い休暇はなかなか取れないものなんですね。勤勉であるべき日本の価値観は尊敬するけど、もう少し社員に休暇を与えて、労ってあげたらよいのでは?と思ってしまいます。こっちの人は休暇取り過ぎくらいで、よく仕事が成り立つな〜と思うこともあります。どちらが良いと一概には言えないですけれど。

二人が去って、お昼くらいにはなんと晴れてきました。朝はザーザー降りだったのに。どうせ晴れるなら朝から晴れてくれてもよかったのにな。見納めが雨じゃ、悲し過ぎます。

夜は弁慶というラーメン屋さんで、塩とんこつラーメンを。涼しい日だったので、ラーメンがおいしく体にしみこんできます。そういえば、二人がバンクーバーに来た日も、お昼にラーメンを食べたんだった・・・。「ラーメンで始まり、ラーメンで終わる」自分たちの中では、二人の滞在をそんな風に締めくくりました。

このブログが二人にとってのカナダ旅行記として、お役に立てることを願っています。心身共にリフレッシュしたところで(旅の疲れはあると思うけれど)、また仕事を頑張ってほしいです(^v^)!

<おまけ>
Mちゃんたちは、私が頼んだ日用品からおみやげまで色々買ってきてくれました。頂いたのは、日本のアサヒビールやお箸、Abercrombie&Fitchのポロシャツ(私と彼用に。Mちゃん&Hさんともお揃いになりました)などなど・・・。中でもMちゃんチョイスの駄菓子詰め合わせに、懐かしくて笑えました。いや、久々に食べられると思うとすっごく嬉しかった品(笑)。昔、よく学校帰りに買っては食べてたなぁ。私好みに厳選された品々にうっとり〜。大切に食べます(笑)。

2009年8月8日土曜日

Metrotownそして最後の夜



今日の朝はのんびりしてもらい、11:00にBurrard駅に集合しました。
今日は、大きなショッピングモールを見てもらおうと、メトロタウンに行くことに。そして、飲茶が大好きのMちゃんのため、滞在中のランチを1度は飲茶にしようと決めていたので、メトロタウンに数々あるチャイニーズレストランのうち、Fortune House Seafood Restaurantを選びました。スカイトレインの駅を降りてモールの入り口を入るとすぐ右手にあるレストランです。

本当は、以前に母と祖母を連れて行ったお店に連れて行きたかったのが、店名を覚えておらず、ココをトライすることに。実際MちゃんとHさんには、内装も凝っていないシンプルで庶民的な、いかにも”チャイニーズレストラン”という場所で、ガラガラとカートでどんどん運ばれる飲茶を選ぶ・・・という経験をしてほしかったのですが、ここは上品な雰囲気で、オーダーはマークシートのような紙に印字されたメニューに、鉛筆でチェックして店員に渡す仕組みでした。



かなり混んでいて予約をしても30分以上待たされてしまいましたが、待っても食べる甲斐がある程、味はしっかりとしておいしかったです。サービスは愛想がない感じですが、待たせたお詫びに割引のサービスをしてくれました。Hさんはチマキがお気に入りで、Mちゃんはどれも美味しくて幸せそうでした(^v^)。私はエッグタルトが食べたかったのに売切れ、なのにそれを注文しても、売切れの事実を店員が教えてくれず、無駄に待ってしまいました。早く言ってよ〜!って感じです。小龍包はまた食べたくなるお味でした。

お腹が膨れたところで、消化しながら広いショッピングモールをお買い物。日本ではアウトレット御用達の二人ですが、さすがにこのモールの大きさには驚いていました。今となっては迷わなくなった私ですが、入り組んでいる構造のため、久々に行くと時折方向感覚が分からなくなります。一通りモールをツアーして、ダウンタウンに戻りました。

新しい車両のスカイトレイン


つい一昨日バンクーバーに来たばかりと思っていましたが、もう帰国間近の二人はおみやげが気になるところ。地図さえあって何日かいればすぐ道を覚えられるダウンタウンは、二人もすっかり慣れたようで、おみやげ探しのため、夕食まで自由行動にしました。おみやげ探しのお陰でRobson Streetには詳しくなったみたいです。

そう、今夜はまさに"最後の晩餐 in Vancouver"。楽しい時間はなんてあっという間なんでしょう・・・!最後の夜に相応しい場所を考えた時、眺める度に見せたいと思っていたKitsilano Beachに沈む夕陽を思い出し、ビーチを一望できるWatermarkというレストランを日没の時間に合わせて予約。が・・・朝から天気は曇り(涙)。夕方までに晴れてほしいという願いは、少しだけ届たのか、西の低い空つまり海に近い部分だけは、ほんのり雲間から射す赤い光を見ることができました。

寒くて静かなビーチは寂しくもあるけど、お洒落で大人な雰囲気のレストランから眺めると、絵に描いたような情景にも見える。楽しかった数日を振返り、そっと乾杯・・・と言ったところでしょうか。


前菜にはムール貝(Fries付き)、カラマリを、メインは男性陣がステーキとサーモンをそれぞれ、女性はキノコのラビオリ(クリームソース)を頼み、みんなでシェアしました。ちょっとずつ美味しいものが食べられるから、半分コとかシェアは大好き♪今回のお料理はバランスも量もちょうど良かったです。


HさんとKitsilano Beach


とても女性的でソフトなサービスをするウェイターのおもてなしは、バンクーバーらしくて、私たちを気分よく食事させてくれました(楽しませてもくれた笑)。お腹も心も満足です。



最後の最後は、Empire Landmark Hotelの41階にあるバー、Cloud 9にてバンクーバーの夜景を堪能してもらうことに。ここはフロアが360°回転するので、1周する間にバンクーバー周辺の景色を一望することができます。夜は特に”ごばんの目”状に輝く街の光がとても綺麗で、天気の影響がほとんどなく夜景を楽しめて、とてもオススメ。

またKaiser(トランプゲーム)をしたのですが、トランプに夢中になりすぎて、夜景に魅了されたのはたったの数分・・・?だった二人かもしれません(笑)。でも、バンクーバー旅行の思い出として締めくくるのに、最高の夜になったことを願っています。

明日はいよいよ帰国・・・。寂しいなぁ・・・。