2010年2月28日日曜日

Gold Rush


とうとう、バンクーバーオリンピックが閉会式を迎えました。あっという間だったような、長かったような2週間も今日で終わり!

28日の閉会式前は、カナダにとっては最後の金メダルをかけた、何がなんでも負けられない男子ホッケーの決勝戦が控えていました。しかも、対戦相手は予選ラウンドで一度敗れた米国。

アイスホッケーに対しては(おそらく)どの国よりも熱狂的なカナダ人にとって、無敗で勝ち越してきた米国との戦いは、雪辱を果たす機会なだけでなく、最後の対戦相手として一番白熱する国だったと思います。

チケットは安くて17万円相当、高いのは50万円〜100万もしたと言われる28日の試合。チケットがなくともファンが集まって応援できる各地のバーには、12:00開始の試合のために朝の9:00には行列ができていました。


私たちも10:30オープンのElephant & Castleというバーに彼の友人らと早々に並び、11:00には席に着くことができました。全テーブルはすぐに埋まり、応援体制ばっちりの皆さん。カナダカラーの赤一色です。


延長戦の末に3 ー 2 でカナダが勝利をおさめ、金メダルを獲得。
その瞬間の場内はものすごかったです!

2点を先取したカナダがあと少しで金メダル、という第3ピリオド終了22秒前!に1点を返され同点になった時はどうなる事かとヒヤヒヤしましたが、勝ってよかった〜。みんなの喜びも頂点に。


ちなみに、この3日間でカナダはスピードスケートのショートトラック&団体追い抜き、スノーボード、カーリングなどの競技で立て続けに金メダルを獲得していました。ニュースでこの様子を”Gold Rush"と表現していて、昨日の時点で合計13個の金メダルを記録してました。

実は、この金メダル13個という数は、合計のメダル数では上回る米国・ドイツの金メダルよりも多い数。しかも最後にアイスホッケーで金メダルを獲得したことで、冬季オリンピック史上最高の金メダル数(14個)を記録したことになり、ホッケーで米国を下したのと合わせて喜びも2倍といった感じでしょうか。


試合後から17:30開始の閉会式までの間・・・そして夜はもちろんのこと、ダウンタウンの中心地(特にRobson Street)はお祭りムード一色でした。


どこもかしこもカナダ国旗。道行く人とハイファイブ!歌う人、叫ぶ人、吠える人(笑)もいて一般の人によるパレード状態です。大きな通りでは歓喜のあまり、車のクラクションが鳴りっぱなし。

警察はあまりの祝福ムードにやれやれといった表情で眺めてました。
きっと、この先こんなバンクーバーを見ることは二度とないかもしれないな・・・。


Elephant & CastleのBread Pudding。他の人がビールを浴びるように飲む中、私はスイーツで栄養補給♪

2010年2月27日土曜日

オリンピックと胃袋


カナダでオリンピック競技の生中継やハイライトの番組を放送しているのはCTVとその系列の放送局。

朝から晩まで、複数の競技が複数の会場で同時に行われている日もあるので、好きな競技や日本人選手が活躍するのをライブで観ようとすると、その日の競技スケジュールと時間をチェックして、”テレビかじりつき”にも忙しい(笑)。そんな競技の生中継を観られるのは今日と明日が最後。


そして私のテレビ観戦のお供になっていたのが、やたらと最近縁があるチョコレート。
おいしいだけじゃなく、食卓を彩ってくれたかわいい数々のチョコレート↓

カラフルな卵型はヨーロッパのお土産「GODIVA」。同じGODIVAでも北米と本場ヨーロッパで使用するカカオ&砂糖が違うようで、これは本場だからかおいしくてびっくりしました。

後ろにあるのは、スイスブランドのLindtのLINDORシリーズ。
Lindtの味も、LINDORシリーズもとても好きだけど、お値段が少々高めなのが難点。今回はセール価格で買えてラッキーでした。


これはOkanaganみやげのチョコレート。右は抹茶かと期待したけど違って残念。


食べ物ネタ続けます・・・

お次ぎは、Shabusenの寿司&焼き肉!質は?だけど食べ放題で、大人数で利用できるのが利点。

この日は ”私のため” もあって女の子が集まったGirls' Nightでした。赤ちゃん&小さな子も含め、全員女子。たくさん食べてしゃべって楽しかったです♪


この日、私のためにケーキを焼いてくれたMさん。箱に入らず、この場には持ってこれなかったのですが、ちゃんと(ちゃっかり?)次の日Mさんの家に行ったことは前回の日記でもお伝えしたとおり。

フィギュアスケート フリーをテレビで観た後、おいしくおいしく頂きました。

こんなに手の込んだ抹茶ムースケーキを手作りしてくれて、本当に嬉しい!
ペロリといくつ食べてしまったかは、内緒です。


花より団子と言いますか、オリンピックよりも食に走ってるみたいな日記になってしまいましたが・・(笑)。

そういえば、最近外食をしていなかった私たちですが、昨晩近所の日本食レストランへ行ったら、オリンピック関係者用バッジを首から下げた人をけっこう見かけました。メディアらしき人や何かの選手と思われる人の姿も。でもこういう光景もしばらくすると見られなくなるんだろうな。


さて、明日最終日を迎えるオリンピック。テレビでも街でも最後の盛り上がりをきっちりと見届けるつもりです!とりあえず今は今夜の「フィギュアスケート エキシビジョン」が楽しみです。

2010年2月26日金曜日

女王の座

いつも冬季オリンピックのフィナーレとも言えるような盛り上がりを見せてくれるフィギュアスケート。

私自身が最も楽しみにしていた女子シングル、23日のSPと昨日のフリーをもって、とうとう終わってしまったかと考えるととても寂しいです。

日本では会社のお昼休みにテレビを観てみんなで盛り上がってた、なんていうメールを友だちからもらったけど・・・やっぱりフィギュアに日本国民は釘付けだったのかな。

25日フリーの日、私は夕方から友人Mさんのお家にお邪魔して、Mさん一家とオリンピックのため日本から訪問中のKさんと一緒に、夕食をご馳走になりながらテレビ観戦。息を飲むような緊張の4分間。演技中、ジャンプの度に握った拳に力が入り・・完全に見入りました。



それにしても韓国のキム・ヨナ、圧巻の大勝利。真央ちゃん、まさかの銀メダル。
確かにキム・ヨナの演技はパーフェクトだったけど、なぜ真央ちゃんとの点差があそこまで開く程に高得点だったのか、素人目で見て納得するのが難しい結果のようにも思えました。

でもやっぱり、自信に満ちたあの演技と表情といい、プレッシャーを抱えながらも完璧に全てを決めた精神力の強さには誰も敵わない・・のかなぁ。


キム・ヨナに関しては、”コーチのブライアン・オーサーがカナダ出身でカルガリーオリンピックのフィギュア銀メダリストだから”、とか”彼女の練習拠点がトロントだから”という理由で、カナダ開催のオリンピックでメダルを獲るのに有利だなんて、根拠のない噂もありました。

でもその噂の真実がどうであれ、ここバンクーバーにいて感じたことは、カナダで最も有名で注目度が高い外国人選手は間違いなくキム・ヨナなのでは、ということ。

日本のメディアで「女王キム・ヨナ」と称していたけど、北米でも本当に"Queen Yu-Na"と呼ばれてたなんて、ここに来て初めて知りました。

その世界女王の唯一のライバル、として知られてるのがMao Asadaこと真央ちゃんといった感じで、日本のようにトリプルアクセルを成功させる数少ない選手としての注目度がもっと高ければいいのに、と個人的に思っていたのだけど。

実況解説者のキム・ヨナの演技の褒め方は褒め過ぎってくらいで(全員一致の意見)、日本人選手を応援する者として聞いてて悲しくなる程でした・・・トホホ。

他にも、何でこの選手の方が点数が低いの?など、どうにもこうにも納得のいかない結果にブーブー言ってました。ほんと、採点競技ってよくわからないな。




上記のキム・ヨナ vs 真央ちゃん対決をよそに、黙々と勝負に挑んでいたのが、カナダの期待を背負ったカナダ代表ジョアニー・ロシェットかも。母親の急死という悲しみを乗り越えての出場、そして銅メダル獲得までを多くのカナダ人が見守っていたことでしょう。

真央ちゃんの涙は本当に悔やまれるけど、競争や対決を抜きにしたら、各選手たちの奮闘は観ていておもしろく、熱く、とても心打たれました(涙)。


というわけでフリー前日の公開練習で撮影した写真です↓

鈴木明子選手はオリンピックという大舞台で滑る喜びが滲み出ていて好印象でした。

4年ぶりの雪辱はメダルで果たせなかったのが残念・・。

真央ちゃん登場。念願の生真央ちゃんの滑りが見れて嬉しかった♪大人っぽい滑りだな〜と思いました。

いつまでも日本人選手の活躍の余韻に浸りたかったけど、ここはカナダ。
その後テレビでは、ジョアニー・ロシェットの演技や金メダルを獲ったばかりの女子アイスホッケーの試合の様子に切り替わってしまいました。

ちょっと日本のテレビ番組が恋しいです・・。

2010年2月24日水曜日

もうちょっとで終わりのオリンピック

今週の月曜日まで良いお天気が続いていたのが一転、火曜日からあいにくのとなってしまったバンクーバー。

↑Robson Streetの一角。東京の人ごみに比べたら、大したことない混雑に見えますがバンクーバーにしたら凄いんです。

月曜日は友だちとカフェ&飲茶ランチに行きましたが、2月じゃないみたいに暖かく(むしろ暑かった)カフェのテラス席にはノースリーブのお姉さんがいたくらいです。

ところが雨になると一気に寒くなるのがバンクーバー。雨がシトシト降っていると外出が億劫になる上に、オリンピックによる交通規制のせいで、通常のバスルートが変更になっていて移動も面倒くさいので、ついつい家にこもってテレビにかじりつきオリンピック観戦・・になってしまいそうです。

そんな私とは裏腹に、天気に関係なくバンクーバーのダウンタウンはまだまだ元気です!
オリンピックが終盤を迎えようとしているからなのか、日を追うごとに人は増えるばかり。

さらに、カナダ人が最も熱くなる競技、アイスホッケーを応援する熱狂的なファンがあちこち出没しては夜な夜な騒いでおります。米国に負けた日も、続くドイツ戦・ロシア戦で勝ってもとにかく人々のお祭り騒ぎは衰えません。



それもそのはず、カナダは順調に着々とメダルを獲得してるから!ここ3日だけでもアイスダンス、スキークロス、スピードスケート、ボブスレーと色んなジャンルの競技で、これまた金・銀・銅とバランスよく獲ってます。羨ましい!

今夜はいよいよ女子フィギュアスケートのフリー。
女王キム・ヨナと真央ちゃんの対決は緊張するけど、頑張って応援するぞ〜!


※24日はショートプログラムを終えてフリーに向けて調整する選手の公開練習へ行ってきたので、後でその写真も載せられたら載せていきます。

2010年2月20日土曜日

Figure Skating Practicing


さて、今日はというと・・・

5:00起床という早起きをし、7:00からのフィギュアスケート公式練習を観に、Pacific Coliseum(パシフィックコロシアム)へ行ってきました。つい先日に高橋大輔選手が活躍し、銅メダルを獲得した場所です。

この公式練習を観るためにもチケットが必要なのですが、2枚あるうちの1枚をウェディングドレス探しに付き合ってくれたMさんへのちょっとしたお礼になるかと前々からお誘いしたところ、旦那様の協力もあって早朝でも遠くから来れるとのこと。二人して空がまだ真っ暗な中、始発のバスに乗って会場まで向かいました。


朝早くても、週末にも関わらず街を行く人の姿がチラホラと。これもオリンピック効果かな。

会場内は、席のわりには人が全然埋まってなくてがらーんという感じでしたが、私たちと同様開始時間7:00に合わせて来てる人も少なくなかったです。


腹ごしらえをしようと買ったサンドウィッチが出てくるのを待ってる時にちょうど7:00になり、日本人選手の名前が次々に呼ばれました。

7:00〜は日本・中国・トルコ代表選手の時間だったようで、日本からは鈴木明子選手だけがこの公式練習に参加していました。


公式練習の様子は初めて知ったのですが、各グループのために、リンクで各々自由に練習する一定の時間と、各選手がショートプログラムかフリーのどちらかの演技を一曲丸ごと踊る時間でスケジュールが組まれているようです。

他の選手が黙々と練習をする中、鈴木明子選手もしっかり一曲分の演技を魅せてくれました。
他の選手とぶつからないのかと心配で見守ってしまいます・・。


残念ながら安藤選手と真央ちゃんは不在とのアナウンスが入り、ガッカリしてたら、配分された時間を消化するため、二人が不在のまま彼女らの曲だけが流れてました。テレビでフィギュアスケート見てた私には、聴き覚えのある曲。いないのに曲だけってところが”公式”練習っぽいなぁと勝手に思ってしまった私。


選手が会場を去る際、選手が出ていく出口と席が近かったので、鈴木選手の時にかなり至近距離まで近づくことができました。サインを求める日本人や地元の子どもたちに応えながら、反対側にいる私たちの存在にも気付き、会釈で目の前を通りながら去って行く鈴木選手。


握手できるかな〜なんて期待してたら、そのまま奥へと向かってしまいそうだったので「がんばってくださーい!」と叫んだら振返ってくれて(勘違いじゃないヨ)、笑顔で手を振ってくれました〜。

その後も続々と、米国代表 長洲未来選手、韓国代表 キム・ヨナ選手、カナダ代表 ジョアニー・ロシェット選手などが登場して、素晴らしいフィギュアスケートの世界にどっぷり浸かってきました。

長洲未来選手

カナダを拠点に練習しているためにカナダでも大人気のキム・ヨナ選手は真央ちゃん同様、公式練習不参加かと思いきや、いつの間にかスタンバイのグループにいてびっくりしました。

キム・ヨナ選手の練習が終わるのを待つファンたち。

カナダのアイドル?ジョアニーちゃん登場。


おじさんの頭邪魔だったけど、いい表情だったので。

サインを待つファン(小さな女の子が多い)の人数は、カナダ代表選手とだけあってダントツでした。

氷の上でのジャンプも回転も、目の前で見るとすご技だわ〜って感じました。あの氷を滑る音を生で聞けたのが嬉しかった・・・。

いつの間にか見始めてから4時間近くが経過し、観客の数は朝に比べてだいぶ増えていました。朝一番に来なかったら日本人選手を見れなかったことを考えると、早起きした甲斐があります。

スケート好きなMさんは、練習観戦にも関わらずとっても喜んでくれました(^v^)。
それにしても、朝が早いと一日ってこんなに長いのね。充実した半日を送ってもまだお昼。やっぱり早起きは三文の得ってことで。

クリスタル・ジャパン その2


昨晩のカーリング女子 イギリス戦、見事に日本の大勝利に終わりましたね。



選手入場の様子

会場内では全部で4つの試合が同時進行で行われていて、全8カ国それぞれの応援が飛び交いながらメチャクチャな状態でしたが、静かな時を狙って「がんばれにっぽーん!」と叫び、しっかりと見やすい場所から応援させてもらいました。


試合前のクリスタル・ジャパン

ゴシゴシ・・ いつ見ても不思議な競技です。


他にメッセージ入りの日の丸の旗、オリジナル応援グッズで声援を送るグループもいて、勝手に仲間意識が高まりました。他の国の応援に負けていられません。

ちなみにカナダもデンマークに延長戦の末勝利。会場はまたもや大フィーバー!

カーリングは氷上のチェスと呼ばれるだけあって、氷の上でストーンを正確に滑らせる高度な技にプラスして、巧みな戦略が必要な心理戦ゲーム。ルールを完璧に理解していない私でも、テレビで見るより、じっくりと数倍楽しめました。


日本もイギリスもそれぞれ作戦を練り練り・・・


意外にも、またチケットが手に入るとしたら最も観たい競技がカーリングになってしまったくらい、おもしろかったです。

それにしても観戦したのが勝ち試合(しかも大勝)でよかった〜。是非次のロシア戦、ドイツ戦と頑張ってほしいです。

2010年2月19日金曜日

クリスタル・ジャパン

いつの間にか、カーリング女子日本代表のチーム青森が「クリスタル・ジャパン」という愛称に変わっていたみたいですね。私、全然知りませんでした。

そんなクリスタル・ジャパン、初戦で米国に勝利した後は、対カナダ・中国戦で立て続けに敗れ、1勝2敗の黒星が先行している状態。

そして今夜、バンクーバー時間 2月19日 19:00から日本 vs イギリス戦。
この試合を観に行ってきます!

このカーリングの観戦チケットも半年以上前に取ったもので、当初は「フィギュアスケートじゃなくてカーリングかぁ・・」とトホホな気分だったのですが、女子日本チームを応援できると知った今、かなり燃えてます。

しかもトリノ五輪以降、注目を浴びてるチーム青森(じゃなかった、クリスタル・ジャパンでした)☆

カナダとの対戦はテレビで観てたけど、カナダを応援する地元の声援が当然の事ながらすごくて、自分がこの場所でもっと日本を応援できたらいいのに〜と悔しい思いをしたので(笑)、今夜は声を久々に張り上げて応援して来ようと思います(^v^)/~~ 

座席、日本が対戦してる場所に近いといいな。

2010年2月17日水曜日

Victory Ceremony & Ice Hockey


2月15日・16日の夜は立て続けに、開幕後初めてのオリンピック観戦に行ってきました。

15日はVictory Ceremony(メダル表彰式)、16日はロシア vs ラトビアの男子ホッケー試合の観戦で、それぞれ公式チケットを手に会場へと足を運んだことになります。人生初のオリンピック生観戦♪



私がメダル表彰式のチケットを買ったと言うと「メダル表彰式にもチケットがいるの??」と驚く人も少なくなかったのですが、そうなのです・・・意外だけど「メダル表彰式」を観るための単独のチケットが必要なんです。


2008年の秋から数回に渡り、公式サイトの抽選やネット販売(もしくは電話)で購入するしか方法がなかった公式観戦チケット。一番最初の抽選で一つも取れなかった私たちが次にネット購入を試みたのが、半年以上前の2009年6月でした。あまりに多くの人が集中してアクセスするため、人気の競技はそのサイトにさえアクセスできず、最終的にはとにかく確実に取れそうなものだけ取る!と意気込んでチケットを購入したものです。



なので、メダル表彰式に関してはどの競技の表彰式に該当するのかもわからないまま月日は流れ、当日を迎えることになったという感じでした。


そしたら前日になんと、幸運にもカナダが開催国として初の金メダルを表彰される日に当たるということが発覚したではないですか。

モントリオール & カルガリーと今までカナダが開催国になったオリンピックで、金メダルを取ったことのなかったカナダですが、2月14日に行われた男子モーグルで、Alexandre Bilodeau選手が初の金メダルを獲得!

開催国として三度目の正直となるバンクーバーの地で、歴史的瞬間を迎えたカナダ国民の喜びは最高潮に達したといった感じでしたが、その表彰式がまさか自分たちが半年以上前に取ったチケットと同じ日になるなんて!

とにかく、会場にいるカナダ人の歓喜はものすごかったです。

カナダの国旗と響き渡る拍手喝采と歓声で、メダリストをお出迎え。



でも、実は次の日だったら、男子スピードスケートで銀メダル、銅メダルを取った長島選手と加藤選手の表彰式が見れたんですよね。カナダの歴史的瞬間もいいけど、日本人としてこっちの表彰式で日本の旗を振っておめでとう〜!とも叫びたかったかもなぁ。

こればかりは運としか言いようがなかったから仕方ないけど・・。




ロシア vs ラトビアのホッケーも然り。カナダの試合は人気があって取りにくて、唯一取れたのがコレと言っても過言ではありません(笑)。

両国ともそんなに深い関わりがないので、どちらを応援するでもないし、何となくマイナーだし(失礼?)楽しめるか不安だったのですが、生で観戦するホッケーの試合は臨場感がたまらなくおもしろくて、かなり没頭してる自分がいました。しかも選手がホッケーしている姿がカッコイイ。

四年に一度の祭典で、国を背負ってメダルを賭けての試合ってこともあり、NHLやWHLのリーグ試合よりもそれぞれの国の観客の熱気がすごくて、見てるこちらもかなり燃えました。

私はどっちの国でもないからこそ?落ち着いて楽しめたような。あ、でも最後はラトビアを応援してたかも。8 - 2で負けちゃいましたが。


ここはカナダ?ってくらいヨーロッパの人が多くてロシア語やラトビア語が聞こえてくるし、応援もそれぞれのお国柄が表れていて、それら全部ひっくるめておもしろかったです。

2010年2月15日月曜日

Wedding Week

私がバンクーバーに到着してからというもの、オリンピックもそこそこに相当の時間を割いていたことー

それはウェディングドレス探し。


実は、到着した日も休む暇もなくウェディングを予定している会場へ打合せに出向いたくらいで、今回の滞在ではオリンピックの傍ら、結婚式の準備を進めている感じで、気分的に盛りだくさんの毎日なのです。

何せ二人とも違う国にいてなかなか具体的な話合いができなかった上に、たっぷり時間があるわけではないので、やるべき事を凝縮して行っていかなければなりません。


そこでまず自分にとって一番の課題になっていたのが、ドレス選びというわけです。

日本ではレンタルが一般的、しかも挙式をするホテルやレストランの提携先で借りられるシステムが定着してますが、カナダではほとんどの花嫁がドレスをドレスショップで購入します。
1日しか着ないドレスを買うなんてもったいない!という声はよく聞きますが、カナダやアメリカでドレスを購入した場合、ドレスにもよるけど、お値段の相場は日本でレンタルするよりはるかに安く、購入による心配事は後々クローゼットで邪魔になっちゃう点くらい(質とかサイズに関してはさほど心配してなかった)。



日本で試着は一度だけ試みたけど、カナダで挙式することを考えやっぱりこっち買おうって決めたのですが・・・ー

いやー大変でした。全くドレスにこだわりがなかっただけに、着れば着る程、わけが分からなくなってしまって。


まずは日本にいる間にバンクーバーのドレスショップを調べ、メールでアポを取るところから始めたけど、一件目でコレっていうのに出会うわけもなく。なのでこっちに来てから雑誌やインターネットでお店を見つけるところからやりなおし。

日本では新郎にドレス選びに付き合ってもらう事は普通に見かける光景でも、カナダでは当日まで見せないというジンクスがあるようで、一件目連れて行ったらすごい勢いで驚かれてしまって、今後は友だちに頼むのも悪いし一人で頑張るか〜と、一時は覚悟。

でもそんな時、この私の状態を知った友人Mさんが名乗り出てくれました〜。ドレスショップが軒をつらねるNew Westminster へ連れて行ってくれたり、その後も色々調べては別のお店に付き添ってくれて、まさに救いの手。ご自身もこちらでドレス購入の経験があり、お友だちのドレス選びの経験も豊富なMさんには客観的な意見をもらうことができました。

母がこっちにいないので、身内だけが口にすることを許された厳しい意見をもらうこともできないし、自分だけだと「これもいいかも あれも捨てがたい」と優柔不断っぷりが炸裂の私には本当にありがたかったです。しかも何より楽しんでくれてて嬉しかった♪

お店に置いてあるサンプルは、どんな体型の人でも着れるようにかなり大きめなドレスで、試着する度に背中部分をクリップで留めてもらうっていう経験が新鮮でした。初めての触れるウェディング関連英単語もあって勉強になったわ〜。色々なカルチャーショックを味わったかも?


自分の気持ちが、本来楽しみにしていたオリンピックどころではなく(十分身近でオリンピックの雰囲気を感じてはいますが)、どの店でも「アナタ、時間がないわよ」とか「今直ぐオーダーしないと!」と急かされ、期日が迫ってることをようやく悟った私は、焦りが出てくるわ冷静に判断できなくなるわ、四六時中気がかりで気がかりで。強迫観念からか、しょっちゅうウェディングドレスの夢を見てしまったくらい。


だーいぶ前置きが長くなりましたが、そんなワタクシ、悪戦苦闘の末ついにドレスを購入しました〜。ほっと一安心。自分のサイズのドレスが届いたら、そこからお直しをしていきます。これは 運命のドレス なのかしら・・・そうあることを願っております。

もちろん、彼には当日まで見せないつもりです。

2010年2月14日日曜日

St. Valentine's Day 2010


今日はバレンタインでしたね(日本はもう15日ですが)。

日本ではここ数年、今や定番の義理チョコ以外に、友チョコ(友だちにあげるチョコ)とか自分チョコ(自分自身へのご褒美として買うチョコ)とか新しい形のチョコレートの贈り方が流行っているみたいですが、やっぱり一般的なのが女性から男性へチョコレートを渡すという習慣です。

よく考えたら、女子校時代には友だちと手作りチョコを交換し合う友チョコ(当時はこんな言葉がなかったけど)のために夜更かししたこともあるし、仕事をしていた頃は、ちょっと高級で普段は買えないようなチョコレートをデパ地下で自分のために買ったりと、最近の流行りは一応経験済みってことになるかも(笑)。

そしてカナダのバレンタインはというと、男性から女性へお花やジュエリー、チョコレートを贈るというのが一般的。最初はその習慣に慣れなかったけど、随分とそれを受け入れられるようになった気がします。




オリンピックのため週末も仕事で忙しい彼は、土曜日の夜のうちに、日曜日はいないからと花瓶に入ったお花を用意してくれていました。


これを買って家まで帰る途中、道ですれ違った何人かに「これをもらう女性はバンクーバーで一番幸せだね!」とか「こんなのよく買って帰るね。よっぽど大切な人なんだねー。」なんて言われたと、嬉しそうに(誇らしげに&得意げに)言っておりました。

それらのコメントはともかくとして(笑)、私が好きな黄色に紫が少し混じった花の色合いがとてもステキで、コーヒーテーブルに置いたら一気に部屋が明るくなって華やかさもプラスされました。花束ではなく花瓶丸ごとってところが、よかったかも。お花の名前がわからないのが残念。


あとは、朝起きたらチョコレートもありました。
店頭にはいつも大ぶりなチョコレートが沢山並ぶRocky Mountain's Chocolate Factoryのもので、ハートのケースの中味はこんな感じでした。一つ一つがいかにも手作り〜な感じで、粒の大きさが不揃いのチョコたちです。


どれも超がつくほど甘いけど、一粒でかなり満足できるので、これから毎日チビチビと食べていこうかと思ってます。


そんな私からは・・・
日本で買ってきた泉屋のバレンタインクッキー。

本当は何かを手作りする予定が、急な外出の予定があったのと体調が優れなかったのとで、すっかり忘れてしまってました・・・(汗)。何もしなくてゴメンナサイ。

祖父が生前大好きだった泉屋のクッキー。ちゃっかり一かじりさせてもらいましたが、あっさりな甘さとサクサク感が美味しかったです。


毎年バレンタインの日は遠距離で過ごしていた私たちにとって、久しぶりに同じ場所で過ごすバレンタイン。いつもはチョコレートやカードが航空便で届いていたのが、直接お花をもらうっていうのが嬉しかったです。

私はすっかり(日本にいながらにして)カナダの習慣に慣れたのをいいことに、随分あっさり手抜きなバレンタインにしてしまったけど・・。

乞うご期待ってことにしてもらいましょう☆