2011年6月23日木曜日

らーめん山頭火 と GANACHE

かなりブログの更新が滞っております...

数日前のことになりますが、今週のあたまに夫の誕生日がありました。

週末は、彼の誕生日と父の日のお祝いを兼ねて集まるということで、義父母のいるビクトリアで過ごした私たち。日本へ行く前のカナダでの最後の誕生日ということもあって、盛大なパーティーを期待していた夫でしたが、色々な事情が重なってケーキを食べるだけ、で終わってしまい、少しばかりがっかりだったよう。

となると、妻である私が当日には腕をふるって特別な日に...といきたいところだったのですが、忙しさや体調を言い訳に、ちょっぴり(いや、かなり)これまた手抜きな誕生日になってしまいました。


どんなだったかというと・・・
夜に彼が食べたいとリクエストしたご馳走を私が作る...なんてことはなく(笑)、リクエストしたらーめん山頭火へ行くことに。

いつもはラーメンだけだけど、奮発して(?)ゴロ肉餃子も食べました♪


バンクーバーでラーメンを食べるとなったら、ほとんど山頭火。久々にとんこつベースのラーメンを食べて、かなり満足でした。

写真は私の注文したしょうゆ。
夫は辛いもの好きで、いつもの如く辛みそに。

家に帰った後は、私が昼間買っておいたGanacheのケーキ3種類をバースデーケーキとして食べました。
左からMatcha-Exotique、Chocolat Velute、Chocolat-Canneberge
(※もちろん買った時にフランス語のメニューを一つ一つ覚えるほど賢くありません。後にHPを参照しました...)

なんと、久々の甘いデザートを口にしました、私。
バンクーバーにしてはかなりクオリティーの高いGanacheのケーキは相変わらず美味しくて、ちょっとした贅沢に自分が満足しちゃいました。

一応バースデーケーキらしくしてみた(ろうそく全然足りてないけど)。

さらには、あまりに何もしないのは可哀想かな〜ということで、プレゼントの渡し方だけはちょっぴりサプライズな演出をしました。

最初に「Open the freezer (冷凍庫を開けて)」と書いた小さなメモを渡し、そこを開けるとまた別のメモが置いてあって、順々にメモを探しながら、最終的にプレゼントに辿り着くというもの。


小さい頃に一度両親がやってくれたことがあって、すごく楽しかった思い出があるので、ちょっと試してみました。

「誕生日はあまり特別なことできないかも」と予め伝えていたので、本当に何も期待してなかったようで、ケーキにも演出にもかなり喜んでくれました。ほっ。特にプレゼント探しの演出の方は小さな子どものようにはしゃいでました(笑)。


冷凍庫にはシャンパンかビールが冷やしてあると思ったみたいで、ある意味サプライズになったかな。できることなら、私も誰かにそんな演出してほしい!

そんなこんなで、B級グルメ+プチ贅沢なケーキと共に、無事に夫の誕生日は終わったのでした...


さてさて、今日でこのアパートを出るまで一週間になってしまいました。
まだまだ部屋が全然片付いてないです。時間がな〜い!

2011年6月16日木曜日

Cunacks 優勝逃し...

4月から始まったStanley Cup Playoff(スタンレーカップ)。

バンクーバーの地元チーム Cunacks(カナックス)が順調に勝ち進み、17年ぶりに決勝進出してからはバンクーバーは異様な盛り上がりを見せ、街全体がバンクーバーオリンピックの頃を彷彿させる賑わいでした。

同じく決勝に進んだボストンのチームBruinsと全7試合をし、4試合を制したチームが優勝...ということでしたが、なんとお互いのチーム、ホームでの試合だと勝つような状態が続き、3-3で第7ゲームが行われたのが昨日のこと。しかも、Cunacksのホーム、バンクーバーで、です。

私が昼前に出かけた時には、夕方5時から始まるゲームのためにスポーツバーに行列ができ始めていました。行き交う人の70%がユニホームを着ていたかも。


日本語幼稚園からの帰り、ダウンタウンには16:30頃着くのですが、いや〜な予感が的中。バスが通る道の交通渋滞は半端なく、街の中はCunacks一色、興奮したファンで道が埋め尽くされてました。Cunacksを感じさせるもの一切を装ってなかった一般の(?)私は、かえって珍しかったかもしれません。



でも、試合が始まる前の、みんなの興奮は「ぜひ優勝を!」と意気揚々としたものであって、今思えばある意味平和だったのかもしれません。
というのも....

”ホームでは勝つ”のジンクスは見事に裏切られ、まさかの0-4での惨敗。
残念ながら、テレビで観ていて、素人の私でさえ、相手チームの確実なプレーに圧巻してしまったほど。とにかくゴーリーが凄い。

優勝しても街が大騒ぎになるのは目に見えていましたが、決勝まで来て、しかも今まで3勝しておいて優勝を逃したとなると、絶対に暴徒化したファンが何かを起こす、ということもずっと囁かれてきました。

案の定、試合終了直後は撃沈したファンの雰囲気を表すように、やたらと静かだな〜と思ってたら、だんだん騒がしくなり・・・。テレビのニュースでは、この後数時間ずっとこんな光景が映し出されていました。



(ニュースサイトより拝借)

日本のMSNサイトでもニュースを見つけました

1994年にも同じような暴動が起こったらしいですが、私はこんな酷いバンクーバーを見たことがありません!危ないからと絶対に家にいるように、と出張中の夫から当然のことながら外出禁止令が言い渡されていましたが、家にいて平和なはずなのに、我が家から目と鼻の先の場所で、炎上した車や暴れた人を抑える警官たちがテレビに映る度に、信じられなくて、でも恐ろしくて身震いしました。

おそらく、関係ない人たちが巻き込まれてケガを負ったことでしょう。周辺のデパートやお店のガラスもかなり割られてしまったみたい。惨憺たる街の光景といったら.... いくらお酒が入っていたとはいえ、試合に負けて興奮していたとはいえ、こういう幼稚で理性のない行動をする大人たちがこの街に潜んでいたと思うと、残念で仕方ないですね。

一晩明けて、今朝は昨日のことが嘘のように静かです・・・。でも外がどんな状態なのか、見るのがちょっと恐いかも。ショックを受けてしまいそう。


何はともあれ、選手のみなさまにはお疲れ様でした、と言いたいです。ここまで、本当に長い道のりだったと思うから。

来年はここで見ることのないスタンレーカップ。そう思えば、優勝を見届けられなかったけど、最後にカナダのホッケー文化を2ヶ月ほど楽しませてもらえてよかったな〜と思える気がします。

2011年6月14日火曜日

NELSON the SEAGULL & Coffee Bar


今日は、先週金曜日に行ったカフェ2軒をご紹介。

その日は、カナダでの古くからの友人であり、お互いブログにコメントし合ったりしているJさんと、かなり久しぶり(気付いたら約1年ぶり!)に再会することになりました。

Jさんが紹介してくれたカフェの一つが、ガスタウンに5月オープンしたばかりのNELSON the SEAGULL。なんとJさんはその前日にも行ったばかりとのことでしたが、「すごく素敵な雰囲気のカフェだからまた行きたい」と言ってくれたので、とりあえず行ってみることに。

着いてみると、噂どおりバンクーバーでは今まで見たことないような、おしゃれでステキなカフェでした。

広いスペースを割と贅沢に使っており、席数は多いとは言えないので混雑も予想していましたが、何とか座るスペースを確保。遅い時間ではなかったのに、ランチメニューでJさんのオススメは既に2つもSold Outになってしまったほどの人気ぶりで、私はPoached eggs on ciabatta bread + roasted tomato & avocadoをオーダーしました。

ガスタウンの古いレンガの建物、という特徴を活かしながら、内装もアンティーク調で凝っていて、それでいてとてもくつろげる空間というのが良い。




もう一つ、ここの大きな魅力はオープンすぎる、この↓オープンキッチンでしょう。
店員さんも親切でフレンドリー。

誰かのお家にお呼ばれされた、そんな居心地の良さ。居心地がいいから、お客さんもすごくリラックスしている様子。客層もなんとなくオシャレな印象がありました...。

話に夢中で&内装に見とれてしまい、紅茶を撮っておきながら、肝心なランチの写真を撮り忘れました....

食器もこだわりがあるようです。この写真だと見えませんが、このカップ、一部が凹んでいて一見プラスチックのコップみたいに見えるんです。

Jさんが頼んだエスプレッソも絶妙なかわいさ。

シュガーや瓶入りミルクなど、備品の凝りようも圧巻!

レジ近くに陳列したペイストリーも気になる〜

こんな素敵なカフェにバンクーバーで出会えて良かった〜。
日本に行く前に、ぜひ夫を連れてもう一度行ってみたいです。


さてさて、お次ぎはCoffee Bar。カフェのはしごです(笑)。

ここは先日ブログを通じてお友だちになったnomiyobeさんと訪れたカフェ。ここのクロワッサンなど、ペイストリーが気に入ったのでJさんを連れて来てみました。

もうお腹はいっぱいだったので、次の日の朝食用にチョコクロワッサンと、先日食べておいしかったアーモンドクロワッサンを購入。

朝食だったはずが....買ったうちのチョコクロワッサンはあまりに美味しそうでその場で食べてしまいました(恥)。

私の中で、バンクーバーで一番おいしいクロワッサンはThomas Haasですが、ここのクロワッサンは次に続くおいしさでは・・・?と思うほどです。”なんちゃってクロワッサン”も多い中、外はパリっ&中はしっとり層になっていて。おそらく手作り、カフェの裏で焼いているっぽいです(カフェ中に匂いが漂ってたし...)。


久しぶりに来てみると、ガスタウンには新しいカフェやレストランができていて、もっともっと探検したくなりました。東京からこちらに戻る数年後は、きっとまた街が少し変わっているだろうし、日本に行くまでの残りわずかな時間、バンクーバーの美味しいカフェを発見したい!という気持ちが再燃した日だったかも。