2011年2月15日火曜日

Varadero on honeymoon


キューバから帰ってきて一週間が経ってしまったというのに、まだ未練たらしくキューバのあれこれを綴っている私でございます・・・。

キューバに滞在していた7日間は充実していて、一週間以上に感じられたものですが、帰ってきた後の一週間なんてあっという間! 

にしても、ちょっと遠い記憶になりつつあるキューバの旅。
4泊首都ハバナに滞在した後、3泊(実際は2泊+半)過ごしたバラデロについてを書きたいと思います。

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バラデロはハバナから東へ車で4時間ほど行ったところにある、ビーチリゾート。

完全に外国人観光客向けのリゾートで、ハバナのようにキューバ人が生活する場所ではないので、地元の人たちとの交流というものが全くなくなります。悲しいかな、キューバの人=ホテルの従業員、外国人観光客=お客さんという完全に二分された関係が成り立ってしまう場所。美しい海とビーチはあるけれど、キューバらしい魅力は半減・・・と言ったところでしょうか。


それでも、南へ行かなければ味わうことのできない白い砂とターコイズブルーの海、そして2月ということを忘れてしまいそうな暑さに、ふりそそぐ太陽の光。まさに常夏の楽園♪♪ 寒くて長い冬を乗り越えなければならない(←大げさ)カナダ人に人気なのが、とってもわかります。



バラデロ到着は2月4日 16:30。
泊まったホテルはMelia Varadero、五つ星ホテルですっ!

でも...部屋をご覧頂くとおわかりの通り、いたって普通のホテルです。
「五つ星ホテルでこの程度ってことは・・・」やはり旅行代理店のスタッフが言ってたことが分かった気がしました。
新婚旅行だからと、部屋に花びらが飾ってあるとか、そんなサービスもありませんでした(涙)

ロビー


到着日に撮影した写真なので、日が暮れていてやや暗めですが、このリゾートはホテル・プール・ビーチが直結していて、すごく便利。ビーチ&海の景色がすぐそこに見えるなんてステキ!
 

夕陽に照らされるこの時間帯の海はちょっと寒々しく見えたけど、「明日からに乞うご期待!」でワクワク♪

さてさて、バラデロに移動してからは、「All Inclusive(オールインクルーシブ)」といって、宿泊や三度の食事の他、バーやカフェでの飲食費が全て込みというプランになっています。

そのAll Inclusiveのパス代わりのバンドを、滞在中にずっと腕にはめておきます。

食べ放題 飲み放題ってことは、食べた者 飲んだ者勝ちなわけですが、ワタクシ、このバラデロへ移動して来た日に謎の発熱(微熱ですが)を発症、さらにお腹の具合までイマイチになり、口に入れる物に関してはかなり慎重にならざるを得なくなってしまったんです(涙)。

あれだけ警戒してた水道水が原因?とガッカリ、恐怖まで感じましたが、自分の体は自分が一番よくわかる。水にあたったのではなく、むしろ肉中心のボリュームたっぷりなキューバの食事に、胃がクタクタ...そんな症状だったと思ってます。

食欲は私の健康バロメーターなのに、初日は食欲は全然なくて困った困った。
せっかくのビーチにも繰り出せずに寝込んでしまうことになったら....と落ち込みましたが、翌日には発熱はすぐになくなり、お腹も徐々に回復して、ちゃんと楽しめたのでご心配なく♪



さて、病み上がり(というか少々病み中)でしたが、次の日からの二日間はビーチ三昧〜!!

見てください、この透き通った青い海をっ
 

朝食後の一仕事は、このココナッツの木の下の日よけスポットを確保すること。

でも肌を焼きたいカナダ人、ヨーロッパ人、南米の人はおかまいなし。一日中、ガンガン日焼けしてます!
 

若い人が多いビーチだと勝手に想像してたけど、実は中年・お年寄りの人たちが多くてビックリでした。みんな元気〜!
たまたまカナダ東部から来た人や南米の人と話す機会があったけど、みんなこのビーチに一週間とか二週間とか滞在するんですって。


ビーチでもAll Inclusiveが適用されるので、ビールもMojitoもピニャコラーダも飲み放題。さすがに私は昨日まで熱があったのでアルコールを控えましたが、ずっとパイナップルジュースを飲んでました。

こんな天然100%ココナッツジュースまでありました。

少し食欲が回復しつつあった日のランチ。プールサイドにあるグリル中心のレストランにて。
スープ(左) ←私はスープだけ... トホホ
マヒマヒ(魚)のグリル(右)
 

All Inclusiveだと、レストランの食事もバーの飲み物も、ハバナのホテルにある物より少し質が落ちるという印象があったのですが、このレストランは当たり!こんなにしっかり食べて、支払いがないのが不思議。All Inclusive最高〜♪

ヨットやカヤックも無料で借りられます。
私たちも二人乗りカヤックを経験しました。底まで見える海でのカヤックは深いところまで行くとかなりハラハラ...

写真だと分かりづらいですが、二日目はかなり波が立っていたので、船酔いしそうな私のせいで諦めました。

いつどこで見ても、夕陽ってきれい。
きれいな海ならなおさら...

ここら辺の海は、赤道付近なので潮の満ち引きがないのが特徴。
一日をビーチで過ごしていると、海の動きは変わらないのに太陽の動きがやたら顕著で、こうやって一日が過ぎていくのだなぁ...としみじみしてしまいました。


確かにハバナで味わったような、未知の世界への冒険心みたいなものを感じることのない、至れり尽くせりなリゾートではありましたが、ビーチで何をするでもなく、気ままに波と戯れて、飲んで食べて寝そべって・・・の二日間はまさに贅沢な休暇で、エネルギーを満タンにチャージした気分でした!

ここに一週間以上滞在するなんて、”何もしない休暇”に慣れてない日本人には無理でしょう・・・?と思ってたけど、少なくともあと2日はバラデロにいたかった、というのが正直な気持ち。

最後にホテルのバーで飲んだMojito。さよなら、安くておいしいモヒートちゃん。


最終日の夜は、なんと夜中の3:00出発(だから厳密には2泊半)。
就寝するか、そのまま徹夜するか悩みましたが、2時間だけ仮眠して、眠い目をこすってバスに乗車、懐かしのバラデロ空港へ。

生活用品はやたらと少ないのに、観光客向けのおみやげ(葉巻とラムが中心)は充実している空港。同じ免税店でも、狭い空港内のお店で売ってる値段も違うし・・。私が水を買おうとしたお店で、言われた値段を持ち合わせてなかったら、「今持ってる金額(元の半分くらい)でいいよ」だって。適当だな〜(笑)


帰りの便は気流の関係で、行きよりも1時間長くかかってバンクーバーに到着。
「どうせバンクーバーは曇りか雨でしょ〜」なんて会話をしていたら、見事な晴天で、一気に落ち込まずに済みました。ほっ。


この旅のお陰で身近に感じられるようになったキューバ。
ハバナ訪問はあまりに充実していて、新婚旅行ということをすっかり忘れて社会科見学のようだったかも・・・。

カストロ氏の体制がいつまで続くかは分からないし、この社会主義体制が崩壊すれば一気に民営化が進み、そうなれば今存在するキューバらしい魅力が無くなるとも言われています。そうなる前に、また来れたらいいね、と二人して願わずにはいられませんでした。

今回、新婚旅行の行き先にキューバを選んで正解だったな〜。
日本からだとメキシコ経由で飛ぶことになり、やや長旅になりますが、カナダにいる人にはかなりオススメです。

2 件のコメント:

  1. キューバ、楽しかったみたいで良かったですね♪
    わたし5~6年くらい前に、わざわざ遠い日本から行ったことあるんですよ。
    そのときはカナダに住むことになるとは夢にも思っていなくて。
    旅行が好きでいろいろ行きましたが、キューバはぜひまた行きたい国のひとつですね。
    だってラテンでアフリカンでスパニッシュで社会主義、なんて他のどこにもないですよね。
    カストロ死んじゃう前に早く行かなきゃーって思ってるんですけど(笑)
    そういえば街の本屋で売っていたゲバラの写真集があんまり男前だったので買って今でも大事に持ってます、ハハハ

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  2. >あろあろさん
    わー!あろあろさんは日本からキューバへ行ったんですね!
    キューバ、特にハバナは本当にもう一度行きたいです。一度行くとコツ?が掴めた気になれますよね。カストロさんより、とにかくチェ・ゲバラグッズが多くて、どこに行っても見かけましたね。ついチェ氏の絵でも買ってしまおうか、とも思いましたが寸前で止めてしまいました。その男前写真集、見てみたいなー(笑)

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