2011年2月18日金曜日

キューバ おまけ

最後に滞在記とは別で書こうと思っていた(ってまだ書くんかいっ とツッコミをいただくかもしれませんが)誰かのお役に立つかもしれない情報と、ちょっと書き足りなかったことをメモしてみます。


☆キューバの通貨

キューバには国民用(CUP)と外国人専用(CUC=兌換ペソ)2種類のペソがあることは、コチラでも書きました。

2011年2月時点での為替レート(ペソ ⇔ カナダドル)

$1.00 CUC = $1.120 CAD
→カナダドルに対してキューバペソが強い

ちなみに日本円だと
$1.00 CUC = 約¥90 です。

仲がよろしくないアメリカのドルは両替に10%の手数料が発生してしまいます。カナダとは友好的でよかった...

この国民用と外国人用の通貨の間には24倍もの価値の差があり、最初聞いた時はかなり驚いてしまいましたが、つまり$1.00 CUC$24.00 CUP に相当するんです。カナダや日本から来た観光客にとって、100円前後の価値の1コインが、キューバの人たちにとっては2100円位のお金になるということ。

外国人がキューバ国内で支払いをする際、基本的にはCUC(兌換ペソ)だけ使用することができるのですが、両替が許されていないわけではなく、私たちの場合チップの支払いに役立つかもしれないと、空港で$20 CUCを両替したところ、$480 CUPを手にしてしまい、その札束にちょっと手が震えました(笑)。これ、キューバの人たちにとってはかなりの大金ですから...

さすが観光業が主な国益の収入源だけあって、国のための外貨を獲得する方法として賢い政策だなーと感心してしまいました。

これが政府公認の両替所「CADECA」。
セキュリティが厳重で一度の両替につき、一人しか入ることを許されません。
また、「もっといいレートで両替できるよ」と近づいてくる怪しい人がいますが、必ず騙されるそうなので、絶対に信用してはいけません。

CUC(兌換ペソ)でお金を稼ぐお店やレストランは、外国人相手の商売というだけで所得が増えることになります。両替所には、いつも地元の人による行列もできます。

ちなみに、キューバペソの入手はキューバ国内でしかすることができません。クレジットカードが使えないお店もけっこうあるので、現金を十分なだけ用意しましょう。
また、切れ目が入ったり破れたお札は両替してもらえないので注意が必要です。


☆キューバのトイレ事情

最後まで写真を撮ろうか撮るまいか迷い、見たくない方もいると思ってやめました。

私たちが滞在したHotel Nacional de Cubaはランクが高いホテルだっただけあり、とてもキレイでトイレットペーパーも常に備え付けてある状態。最近になって今さらだけど「トイレの神様」を聴いてホロリとしている私ですが、まさにこの歌のように(?)いつもお掃除のお姉さんがピカピカにしてくれている、それがホテルのトイレ。

が、一度街に出ると、それはそれは色んな種類のお手洗いに遭遇します。

公衆便所というものはあまり見かけず、だいたいお客と利用してなくてもカフェやレストランのトイレを、飛び込みで利用させてもらえます。利用客ではないのに、観光客というだけで快く使わせてもらえるのが、ありがたいところ。

ちなみに、スペイン語でトイレは Servicio(セルビシオ)。
「Donte esta el servicio?(トイレはどこですか)」はよく覚えてしまったスペイン語の一つです(笑)

そしてカフェやレストランのトイレ前に必ずいる「おばさん」の存在。最初はお掃除の人が休憩してるのかと思ったら、実はトイレットペーパー(空港でのエピソードはコチラ)、しかも一定の量を配布してくれるおばさん(お掃除の人は別にいる)。 

チップ用の受け皿が置いてあり、小銭(10セント〜25セント)を渡すようになっています。トイレ使用料ではなく、あくまでトイレットペーパーをくれるおばさんへのチップ。←旦那はずっと使用料だと思ってたみたい.... たまにおばさんも休憩で不在の場合もあるので、その時は持参したティッシュが役立ちました


トイレに限らず、手を洗いたい時に石けんが必ず常備してある洗面所があるとは限らないので、ティッシュ・ウェットティッシュ・サニタイザー(消毒用ジェル)はかなり重宝しました。 

海外だと全然珍しくないけど、レストランでおしぼりをもらえる事など皆無に等しいので、キューバに限らず、少なくともティッシュ・ウェットティッシュは必ず持参したいものですね。

☆葉巻やラム

葉巻にはあまり興味がない私ですが、とりあえず興味本位にお値段だけ比べてみたら、とにかく安くてびっくり。日本はどうかわかりませんが、カナダで売られている葉巻の10分の1の値段がほとんど(これも以前日記で書きましたが)。


有名なラム酒の「Havana Club」も種類によりますが安いもので一本$3.00〜$8.00 CUCほど。お酒が高いカナダに住んでいると、アルコールの安さに感激しちゃいます。

国外への持ち出しで申告の必要がないのは、下記の通り:
※一人あたり
● 2 bottles (750 ml each) of rum / ラム酒 750ml 2本
● Up to 20 cigars without receipt / レシートなしで最大20本の葉巻
● Up to 50 cigars with receipt / レシートありで最大50本の葉巻


☆キューバのショー

私たちがハバナにいる間に、何でもいいから絶対に行こうと思っていたのがショー。
毎晩、どこかでショーが行われているらしいですが、私たちが行ったのはハバナ最大のキャバレー「TROPICANA」。

(他から拝借した写真です)

ラテン&アフリカン音楽に合わせて、セクシー派手派手なお兄さんお姉さんがダンス....それをカクテル飲みながら鑑賞。いやー熱い!楽しい♪♪ 

おみやげのラム酒1本、キューバ産コーラ、さらには男性には葉巻、女性にはバラ一本(微妙・・・)付きでちょっとお得な気分。

いかにも観光客向けで好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私たちは入場料が高くても行ってよかった、と満足です(幸運にもステージのすぐ横の席でした)。

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キューバへ行く前に、私は色々な人のブログを読んで参考にさせてもらい、事前に現地での体験談や生情報を入手できて、安心して旅ができたのと、心強かったのと、楽しみがさらに増えたのと・・・とかなり役立ったので、私も自分が得た情報を書き記すことで、ほーんの少しでも、これから先キューバに旅行へ行く人の為の有用な情報が提供できたら、これ以上嬉しいことはありません。


週が明けたら、帰国してもう二週間になるというのに、ずっとずっとキューバネタ日記にお付き合い頂き、ありがとうございました。


最後の最後に(これがホント)、ハバナで見かけた犬ちゃんたちをお見せして終わりにしたいと思います(^v^)

2匹仲良くスタスタ...

マーケットで売られていた子犬。買って帰りたいくらいかわいかったなぁ。

ハバナでは街角を歩くたびに「みんな野良犬なの?」と思ってしまうような首輪のないワンちゃんがウロウロしてます。
 

でも半日お世話になったガイドさんに聞いたら、ほとんどは飼われてるんだって。

↓このワンコも、通りの真ん中で一人(一匹)で寝てたから、写真でも撮ろうと思ったら、ちょうどご主人に呼ばれて立ち上がってしまったの。

そうそう、暑さのせいか、ウロウロ歩いている犬と同じ(いやそれ以上?)くらい、所構わず睡眠中の犬が沢山。

ここにも

ここにも

ここにも

あそこにも(笑)。このコはカフェの敷地内で堂々とスヤスヤ。

どのワンコも周囲に飼い主らしき人は特定できず、もはや完全放置。

あまりにじっと動かず横たわってるものだから、お腹が空いて弱ってるのか、死んでしまってるのではないかと心配してしまったのだけど、近づいて見るとちゃんと息をしてるので安心。何度もそんな経験をしてしまった....
とにかく近づいても全然起きやしないし、警戒すらしない。人慣れしてるんだね。


物質的に豊かではないキューバで、飢えて人間を襲うわけでもなく、犬がバランス良く人間社会に溶け込んで、飼い主や地域の人と信頼し合った関係を築いている様子も、またまた私を「キューバってのんびり平和なんだなー」と思わせてくれたのでした。

2 件のコメント:

  1. すごく、盛りだくさんのハネムーン!!!すげえキューバ!!!
    これは書き足りないよね!まだまだ続きそうな勢い。。。
    おめでとう^^

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  2. >jojojoさん
    ありがとうございます。盛りだくさんでしたよ〜。
    ははは(笑)今回こそ最後ですー。 jojojoさんも絶対にキューバ好きになると思うなぁ。

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