15世紀のコロンブスの「発見」によりスペインの植民地化が進み、砂糖産業や葉巻産業で発展を遂げたキューバ。1898年米西戦争をきっかけにスペインから独立したかのように見えたものの、支配・介入がアメリカに替わっただけの状態になり、国民の不満が深化。
1959年にフィデル・カストロ率いる革命軍が革命政権を誕生させたが、アメリカから敵視されたことで、アメリカが冷戦状態にあったソ連と外交関係を結ぶ。そしてカストロ氏により独自の社会主義国家が築かれる。キューバが国内のアメリカ資本の企業を国営化すると、アメリカ側はキューバとの外交を断絶、輸出入を全面禁止。アメリカの経済封鎖により一時厳しい経済状況に陥ったが、その後農業改革や工業化を進めて回復を図る。
今は自由化(外貨所有の解禁や一部土地の私有化)も普及しつつあり、最も力を入れているのが観光業。アメリカからのキューバの渡航は禁止されていて、ヨーロッパやカナダからの観光客が多いとのこと。
・・・ と、かなり大雑把にまとめるとこんな感じです。
そう、現在キューバが力を注ぐのが観光業。国の主な収入源は外国人観光客、ということ。
そんなキューバの通貨は国民用(CUP=キューバペソ)と外国人用(CUC=兌換ペソ)の2種類あって、外国人は基本的にCUCしか使えません。両者で貨幣価値もだいぶ違います。また後ほど書きますが、これがかなり複雑で慣れるまで時間がかかりました。
では話を戻して、ハバナの続きです。
************************************************************************
バスで宿泊するホテルに案内してもらい、ここでガイドさんとはさようなら。
泊まったホテルは、HOTEL NACIONAL DE CUBA。
4つ星ホテルです(※旅行代理店の担当者の勧めで、キューバでは3つ星以下は泊まらない方が良いと。)
ロビーはこんな感じ。雰囲気がクラシックですてき!
学生時代に訪れたスペインをなんとなく思い出す内装でした。
ここはゴッドファーザーⅡに登場するマフィアが集会を開いた舞台として名が知れたホテルでもあります。
海が見えるホテルの裏庭にあるBarでランチ。
そしてキューバの代名詞ともいえる葉巻、
そしてラムを使ったMojito
葉巻はカナダの10分の1くらいの値段で売られていて、どこに行っても目にすることができました。
実は事前にキューバへ行ったことがある方々のブログを拝見し、得ていた情報の一つとして、「キューバの食事は美味しくない」というのがありました。
食べる楽しみが旅の大半を占める私にとって衝撃的な情報だったわけですが、旅を終えて言えるのは「美味しい物は美味しい、まずいものはまずい」それだけです。結果的に、キューバの食事はそれなりに楽しめたと思っています。
ドキドキしながら食べた初めて口にするキューバの食べ物がこのハム&チーズサンドイッチ。
チーズの味に違和感を覚え、その後(特にホテルで)食べた乳製品はどれもイマイチだった...
朝食付きのプランで、毎朝ホテルでビュッフェでした。
過去の経済封鎖の影響で輸入に制限があったため、食料にしても生活用品にしても国産ブランドがものすごく充実してる。その代わり非常に物が少ない!物質的には決して豊かな国ではなく、必要最低限のものしかない、そんな状況なのに、↑ホテルのビュッフェの品揃えは豊富で、観光客向けには大盤振る舞いなのかな、と驚くほどでした。
後からわかったことですが、4つ星ホテルなのに、食事は街のレストランの方が美味しいってこと。でも、キューバの人たちにとってはご馳走だと考えると、残すのが申し訳なくて...
ところで、ホテルは全て国営企業。ということは従業員は公務員みたいなもの。
みんな誇りを持って真面目に働いてるな〜という印象でした。とにかく陽気で明るいし、毎回笑顔で挨拶してくれます。「Hola! (オラ!)」って。
そう、ここはスペイン語が公用語。英語が嫌われる傾向にあるとも聞いていました。
ここは有名なホテルなので、そこそこ英語が通じるものの、スペイン語が主流なのだと初日から痛感してしまいました。だから、スペイン語でかなり奮闘しましたよ。念のために持参した電子辞書、かなり役に立ちました・・・
モヒートは向井理が夏にお勧めのカクテルで紹介してた!!私も飲んでみたいー。って向井君ネタでごめんなさい・・・。
返信削除>akiさん
返信削除へー!向井くんオススメのカクテルなんだ!
キューバではモヒートとかのカクテルが、安く気軽に飲めるのが魅力的でした。
同じモヒートをバンクーバーで飲んだら、きっと2倍3倍するだろな〜と。今度からモヒート飲んだらakiと向井くんを思い出しそうだね(笑)