2009年9月23日水曜日

ぼんやり霧を見ながらのつぶやき



近頃、同じパターンの天候が続いております。

夕方日没前に、まとまった形の雲のような霧が西から東へと低空に発生し、それが夜には大きくなって街へと流れ込み、朝に太陽が高くなった9時、10時くらいになると一気に霧が晴れて、リビングルームの北窓からの景色が、白い霧から青い海へと変わります。日中はほとんど快晴で、基本的に気温が暖かい。なのにまた夕方になると霧が風と共にやってきて・・・の連続です。

なので最近は朝起きると、曇りにしては明るく白い光が窓から差し込んできて目が覚めます。明るいのは霧だからなのでしょうか。曇りとは違って、空がどんよりしないのが霧の良いところなのかも。

でも空中を漂って視界を遮る霧は、濃ければ5メートル先でも何も見えず、家の中にいると外の景色は白くぼんやりとして、薄らと近所の家が見えるくらい。都会にいるのにまるで山の中にいるような静寂さを感じます。東京にいたら、滅多に経験しないこと。これはサンフランシスコならではの名物景色のようです。

そしてまた、この霧が街を覆っている様子は、ミステリーサスペンスやホラー映画を彷彿させるミステリアスな光景でもあって、まさにハロウィーンが近づく季節にぴったりという気もします。早くも9月初めから、店頭にはハロウィーングッズが並び始めていますが、ハロウィーンの雰囲気もないのに装飾や商品が先走りしているのではなく、夕方から翌朝までは霧のお陰で、厳かで静かな街全体が既にやたらとハロウィーンっぽい。



私の父は昔から(日本で流行り出す前から?)ハロウィーンが大好きで、小さな頃から家にはハロウィーングッズがよく飾られていたものです。たまたま私が通学していた小学校でハロウィーン行事があったこともあり、日本にいながらにして、私にとってハロウィーンは身近なイベントだったような気がします。そんなハロウィーン好きな父のため、先日ハロウィーングッズのおみやげを買いました。きっと、今頃日本の家でも色々と飾っていることでしょうが(近所でどの家よりも早くハロウィーンの飾り付けをすることに燃えている)、それの足しにしてくれるかな。



ところで話変わって、先日マーケットで調達したフルーツやトマトの写真を撮ってみました。(マーケットついての日記はこちら

既に熟れたものなので日持ちしないため、ほとんどは今日までに胃の中へと消えてしまいましたが。


どれもおいしかったけど、トマトはスーパーで買ったのと食べ比べると、全然味が違って、「こんなに違うものなんだ〜」と驚きでした。



普段から食べ物に感謝しているつもりですが、農家の人たちの手から買うと、さらに「こんなにおいしいものを育ててくれてありがとう」という気持ちが大きくなります。日本にいると母任せで、国内産ということくらいは意識していましたが、それぞれの野菜の産地や流通についてなど考えて食べる生活をしていなかったな、と反省。

そういえば、今日本は秋の味覚が楽しめる季節。今度帰国する時にはまだまだ間に合うかな。さつま芋、栗、かぼちゃ・・・早く堪能したいです。



と・・・先ほどまで霧を見ながら書いていたのに、いつの間にか朝霧は晴れ、太陽と青い海が現れました。いつもより霧が去るのがゆっくりだったような。今日もいい1日になりそうです。

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