日曜日は車でワイナリーを訪れる目的でSonoma Countyへとお出かけしました。
サンフランシスコにいるなら、一度はカリフォルニアワインの生産地である、Sonoma(ソノマ)かNapa(ナパ)でワイナリー巡りをした方が良いと何人もの方にオススメされていたので、二つの中でも評判の良いSonoma Valleyを選んで行くことに。
そのSonoma ValleyのあるSonoma Countyについて事前に調べているうちに、Sonoma Valleyから北に位置するSanta Rosa市に、Snoopyの生みの親であり、「PEANUTS」の作者であるCharles M. Schulz氏の名がつくCharles M. Schulz Museumがあると知り、 スヌーピーがけっこう好きな私たちはワイナリー巡りの前に寄ってみることにしました。
Santa Rosaという名からも想像できる通り、花や木がキレイに植えてある通りにカフェやショップが建ち並ぶ小さくて可愛らしい町で、車で町に入った途端に、あちらこちらに立つスヌーピーとその仲間たちの像がお出迎えしてくれます。
それはもう、かわいくてかわいくて、スヌーピー&PEANUTS作者の博物館があるだけでなく、この町自体がスヌーピータウンなんだな〜とわかりました。まるで町おこし?
博物館はダウンタウンから少し離れた場所の住宅街の中にあり、敷地内にはSnoopy's Home Ice(Redwood Empire Ice Arena)という小さなアイススケートリンク施設があります。
博物館入り口の外。寝てるスヌーピーは心が癒されます。
博物館入り口の中。博物館に入ると、そこはスヌーピーの世界♪
ここでは、Charles M. Schulz氏の歴史、スヌーピーの誕生秘話、スヌーピーとPEANUTSの歴史がギャラリー風に展示されていて、博物館として規模が大きいわけではないのに、一つ一つ丁寧に見て行くととても見応えがありました。スヌーピーのショートフィルムも常にミニシアターで上映されてるし、至れり尽くせり。
シンプルだけど、展示品がとても凝っていて、しかもスヌーピーのかわいさもあって、どっぷりとスヌーピーの世界に引き込まれてしまいました。
きっと、博物館内で一番大きな展示品、ルーシーとチャーリーブラウンの壁画。近づいて見ると壁一面に、実際の連載で使われた漫画のコマで構成されていました。同じコマはできるだけ使用していないとのこと。しかも黒の部分に使う夜のシーンが少なく、苦労したとか。
今日知ったことは、Charles M. Schulz氏の故郷がこのSanta Rosaなのではなく、ミネソタ州出身の彼が1969年に家族と引越し、その後30年以上を生活と仕事の場として過ごしたのがSanta Rosaだということ。この博物館の設立に貢献した彼ですが、完成を見届けることなく、PEANUTS連載最終回が掲載された日の前日に、亡くなったのだそうです。
Charles氏は、前述にもあるスケートリンクと隣接したカフェ、Warm Puppy Cafe(名前がかわいすぎる!)に毎日のように朝食と昼食のために足を運び、スケートをする町の人たちを眺めながら、スヌーピーの漫画を描いていたとのこと。地元のコミュニティーとの繋がりを大事にするCharles氏の人柄を表している習慣です。
また、このSanta Rosaの人々も彼の存在や思いを色々な形で大切に残していこうとしています。実際、今でもこのWarm Puppy Cafeの窓際の席には、”RESERVED”という彼のための席が残されています。ここで色々なアイディアが生まれたのですね。
心温まるストーリーや世界中から愛されるスヌーピーのキャラクターを生み出してきたPEANUTS作者に思いを馳せて、私たちもWarm Puppy Cafeにてランチ・・・。週末なので、カフェから見えるスケートリンクは大人や子ども達で賑わっていました。
Woodstock Specialを注文すると、スヌーピーのお皿で出てきました。このアイディア好きだな〜。
スヌーピーの奥深さのあまり、予想より長い時間を博物館で過ごしてしまったので、町の至る所にあるという他のPEANUTSのキャラクター像を探すのは諦め、遅くなる前にSonoma Valleyへと向かいました。
スヌーピー好きな人にはかなりオススメの場所です。作者と”出会う”だけでなく、かわいいスヌーピーと純粋な子どものキャラクターのお陰で心が洗われます。私もまた戻りたい・・・。
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