2009年10月19日月曜日

嵐とともに・・・?



先週火曜日に、カリフォルニアを襲った暴風雨については前回の日記のとおり。
次の日に近所で、倒れた木に潰された車が生々しく駐車されてるのを見て(実際この車は新聞に写真付きで掲載されてた)、被害の程を知った私です。

快晴続きで暑かったラスベガスから一転、サンフランシスコには寒々しい激しい雨ともの凄く強い風が吹き荒れていたわけですが、それが去るとともに、清々しく暖か〜い気候が週末まで続いてくれました。つまり、嵐が10月にしては異様な夏の陽気を運んできてくれたというか。

しかし、嵐が運んできたのはどうやら”お天気”だけではなかったようです。


私が住んでいるマンションの建物は急坂のてっぺんにあるのですが、その斜面を少し下ったところ、つまり建物の裏側にはずっと広めの空き地があって、いつかは建物が建つのかな、なんて思ってました。

その空き地は草や木が生え放題で、土も荒れ放題の斜面(一部は平ら)の空き地。
そこに突如現れたのが、コレ(見えるかな・・・?)↓


ざっと100匹を越えるヤギ!

写真だと見づらいけど、こちら側から見て空き地の左奥や真ん中あたりの茂みに、群れを成してけっこうな数のヤギさんがいます。


住宅街の空き地に突然出現した沢山のヤギ。田舎の牧草地帯じゃあるまいし・・・いや〜本当に不思議な光景です。

謎めくヤギの存在に、地元の人も観光客の間でちょっとした話題に。 わざわざ空き地前で足を止め、眺めたり写真を撮る人・・・ちょっとした動物園状態。中には「Are these goats wild?」と野生のヤギだと思う人もいたようです。


ラスベガスに旅行へ行ってたものだから、実をいうと正確にはいつ現れたのか不明なのですが、旅行の前にはヤギなんていなかったし、発見したのが暴風雨が過ぎ去った翌日だったので、内輪で勝手に”きっと嵐と共にやってきたんだろう”という話にしてしまいました(笑)。

なんて強引な結論・・・。
実際あまりに突然だったので、ほんのチラッと超現象か何かなんて思ってしまいましたが、当然ながら”100匹以上のヤギを嵐が運んでくる”なんて現実的にはあり得ません。


真相はというと、この土地の持ち主が雑草除去やクリーニングなどを目的に、ヤギをある期間だけ野放しにしてる、という意図的なもの。空き地の横を通るケーブルカーのドライバーさんの情報ですが。

ヤギがすぐそこにいると思うと気になって気になって、毎日窓から覗いたり見に行ったりしましたが、いつもヤギたちは草から木からムシャムシャよく食べてた。まさかこれが空き地の除草のためだったとは。一石二鳥ってことですね。


で、これが反対側の道から見たヤギたち。この日はコーナーにある柵の中に入れられてました。

あれ・・・もしや全体の数が減ってる?と気付いた日。

にしても、近づくとみんなしてこっちを向いて、呼びかけると「おや?」みたいな反応する。かわいい・・・o(^v^)o 。のどかな光景だなぁ。

見上げるヤギちゃんはスマイルしてるみたい。


触りたかったけど、柵の隙間からだったし、噛まれたら恐いからやめました。

もう少しの間見られると思っていたこの光景。だけど週末にサンフランシスコから離れていたら、一ヶ月はいると言われていたヤギは、一匹残らずこつ然と消えてしまっていました。

え〜まだ一週間もいなかったよ〜(涙)。

数が減ってるように見えたのは、そのせいだったみたい。徐々にどこかへ運ばれて行ってたのですね。何だか残念で寂しいなぁ。もうちょっと居てほしかった・・・。

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