2010年10月26日火曜日

101010


2010年10月10日。10が3つ並び語呂合わせが良く、日曜日の大安とあってこの日に結婚式を挙げるカップルは本当に多かったようです。お日柄が関係ないカナダをはじめ世界中どこでも、この101010は人気だったらしいけれど。


7月10日にバンクーバーで結婚式を挙げ、日本でいう「入籍」にあたるものを済ませてしまっていた私たちですが、お互いの文化の尊重をすることにもなるし、と10月10日を選んで日本式の結婚式(私たちの場合は仏前式という形で)も行うことにしました。


挙げた場所は母の実家の小さなお寺、そして司婚者は伯父という、私の理想にぴったりのこじんまりとした、親族のみのアットホームな式。

仏前式は、キリスト教・人前式・神前式による結婚式が王道の日本ではまだまだマイナーな形式らしいのですが、「多くの人々が存在するこの世の中で、お互いを夫婦として選んだ出会いとご縁に感謝し、ご先祖様に報告をする」というコンセプトがとてもしっくりきて、いいなーと感じました。

無宗教の日本は「生まれた時は神道、結婚式はキリスト教、死ぬ時は仏教」などと言われてますが、彼も私もクリスチャンではないので、少なくとも結婚式において普段信仰をしていない神に誓うという不自然さは避けられたかと。

でも、母の実家がお寺なのに小学校から高校までカトリックの学校に進学、大学はプロテスタントという環境にいたことを旦那のお父さんに突っ込まれ、説明の難しさといったら(涙)。

難しい宗教のお話はさておき。

7月の挙式後はすっかりふぬけになってしまい、1度は手の込んだカナダ式ウェディングを終えているということもあって、10月に向けて気持ちを切り替えてエンジンをかけるのがなかなか大変でした。

「こじんまりとした親族のみの式」と高を括っていたけれど、式場専属のプランナーさんがいるわけでもないので、着付&ヘアメイク、カメラマンの手配から、当日の進行やスケジュール管理など自分たちですべきことが多く、準備だけはカナダでの結婚式並みに大掛かりになっちゃったかも。協力的にお手伝いをしてくれた、身内の人たちに感謝です。


個人的には、まだ健在のたった一人の祖母に花嫁姿を見せたかったのと、きちんと日本側の親族に挨拶&お披露目したかったという気持ちがあったので、結果的にやって良かったと思いました。

カナダからはるばるやって来た彼の家族は、私たちの着物・袴姿にももちろん喜んでくれましたが、日本式の結婚自体に興味深く楽しんでくれたようです。


写真:式後の会食をした鶯啼庵の庭園で
ちなみにこの日は前の晩からあいにくの雨で、当日も外での撮影は無理かと思われてました。が、昼前から晴れ始めて暑い程のお天気に。 やっぱり私は晴れ女?それとも父が作ったテルテル坊主のおかげなのか・・・。

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